光速伝説がやって来る。 インペリテリ新譜「Wicked Maiden」
「速弾きだけじゃ駄目だ!」と言われて多くの技巧型ギタリストが消えていく中、「俺はただ速いんじやない、“物凄く”速いんだ!」と開き直った(としか思えない)男、クリス・インペリテリ率いるIMPELLITTERIがやって来ます。
なんせベスト版のタイトルが「光速伝説(Faster Than The Speed Of Light)」。ブルースだろうがバラードだろうが「知ったことか!」とばかりに曲調無視して乱入してくるギタープレイが素敵です。
しかも、ボーカルは出戻りの盟友ロブ・ロック。こりゃ行くしかないでしょう。
まずは予習って事で今年2月に出た新譜を買ってきました。
「Wicked Maiden」(IMPELLITTERI)
皆40過ぎ(クリスは今年9月で45)なのに頑張ってるなあ。
「(ギターが)速い、(ボーカルが)高い、(音が)重い」、三拍子きっちり揃ってます。
取り立ててキラー・チューンと思える曲はありませんし、ロブの歌メロもちょっと弱い気がいたしますが、いいじゃないですか。
来日公演は7月23日。
※なんと10月にはRIOTが来るそうで。ボーカルはトニー・ムーアで「サンダースチール」をアルバム丸ごと演奏するとかしないとか(あ、指が勝手に先行予約を)。