2016-08-01から1ヶ月間の記事一覧
『出すぎた杭は引っこ抜かねばならない! それが秩序だ!』 『そんなのつまらない! 出すぎた杭があるならば、僕は…ぶっ叩く! 死ぬ気でぶっ叩く!』 スーパーの半額弁当争奪戦。そんなものがドラマになるのか? なりました。武士道、騎士道と同じ半額弁当道…
何を今更、なPOV。「家族のドキュメント映画を撮る」というお姉ちゃんの素人撮影につき合わされると分かった時はちょっと凹みましたが、そこはシャマラン。“ヒネリの無い意外性”という得意技を駆使して“癒しと赦しのドラマ”に仕上げています。 「ヴィジット…
『YOU'RE NOT REAL! YOU'RE NOT REAL! YOU'RE NOT REAL!』 思えば最初はVHSだったんですよねえ…。ダビングで拡散していく呪いのビデオ。 原作が発刊されたのが1991年。四半世紀前です。ハリウッド版「ザ・リング」(2002年)から数えても14年。メディア(と…
全くの偶然なのですが、妙な商品を見つけてしまいました。 「a Miike Takashi film AUDITION Yamasaki Asami(Shina Eihi)1/12 schale real action figure 」 三池崇史監督の「オーディション」で椎名英姫が演じたヒロイン山崎麻美のアクション・フィギュア…
“♪何かを変える事が出来るのは、何かを捨てる事が出来るもの” アルミンの台詞であり、「紅蓮の弓矢」の歌詞でもある、戦いの非情さを象徴するこの一節。 では、捨てるものが己の命だったら。 捨てるのではなく捧げることが、局面打開の唯一の手段だとしたら…
マイケル・シェンカーの来日公演に行って参りました。 前回はドゥギー・ホワイト(レインボー4代目Vo.)とグラハム・ボネット(レインボー2代目Vo.)の競演という豪華版でしたが、今回は更に豪儀。 MSGの歴代ボーカリスト3名(ゲイリー・バーデン、グラハム…
『このぐらいの絶望で俺が止まると思うなよ!諦めるのは似合わねぇ。俺も、お前も、誰にでも!』 『立て! 顔を上げろ! 武器を持て! あの男を見ろ! あれは武器もなく非力で吹けば飛ぶような弱者だ! 打ち倒されるところを私もこの目で見た無力な男だ! …
立秋を過ぎたとは言え、ホッター・ザン・ヘルな気候が続いています。 夏のお約束企画と言えば「暑さを吹き飛ばす気分爽快な映画ベスト○○」。シュワとかセガとかスタの肉体アクションものやカーアクションものが定番です。 今回は作品というよりは“繰り返し…
『これは…ももくんの吐息の入ったボールが行ったり来たり…。一体、何の苦行ですか? それともご褒美ですか?!』 いっそ清々しい変態ぶりですが、なに、栗原さんの部屋にある“秘密の棚”に比べれば可愛いものです。 「ももくり/第15-16話」(2016年8月19日…
ウィスコンシン州プレインフィールド。ライ麦畑が広がりたい放題広がっている、そしてそれ以外は何もない人口600人(当時)の田舎町を全国区に押し上げた男、エド・ゲイン。 彼の行動を素直に映像化したら何の呪いかフィルムが行方不明になり、日本公開が20…
今年6月1日に第1弾「プレイ・ザット・ファンキー・ミュージック/ワイルド・チェリー」をご紹介してから随分と間が空いてしまいました。 お久しぶりの第2弾は、 マイ・シャローナ/ザ・ナック My Sharona/The knack(1979) 曲名は知らずとも“♪どどがが…
“What can you say abouta 25-year-old girl who died? (どう言えばいいのだろう。25歳の若さで死んだ女の事を) That she was beautiful and brilliant. (彼女は美しく聡明) That she loved Mozart and Bach. And The Beatles. And me.” (彼女が愛した…
アニメ2期も終わり、次の新作が12月16日(DVD付コミック14巻)。遠いなぁ…。 繋ぎで原作コミック1-13巻をまとめ読み。 「生徒会役員共 コミック1-13巻」(講談社/氏家ト全著) 改めて思いましたが、この作品、媒体の使い分けが秀逸。絵と活字ならではの原…
『14年ただひたすらに、この日を夢見てきた。ここで墜ち、屍をさらせ!』 遂に火蓋を切った白鯨戦。妻の仇と相まみえる歓びに打ち震える剣鬼ヴィルヘルム・ヴァン・アストレア。 その脳裏には妻と出会ったあの日の事が…ってその回想は死亡フラグだぞ! 「Re…
『私は戦い続けるよ。勝っても、負けても、死んでも』 看板に偽り無し。エイブラハム・リンカーンが奴隷に続いてゾンビも解放。 「リンカーンvsゾンビ」(2012年/リチャード・シェンクマン監督) 南北戦争末期。南軍のプラスキ砦を奪取すべく派遣された北軍…
青木ヶ原の樹海で消息を絶った妹ジェスを探しにアメリカから日本まで飛んできた姉サラ(ナタリー・ドーマー二役)の不思議ニッポン漫遊紀。 「JUKAI-樹海-」(2016年/ジェイソン・ザダ監督) 樹海という自殺の森に目をつけたのは良いですが、一発ネタでヒ…
『天皇陛下ぁ! 海軍中尉!江上孝! お先に参りまぁーす! 天皇陛下!万歳!』 改憲派の尖峰・黛敏郎からは『非常に巧みに作られた左翼映画』と言われ、社会派の巨匠・山本薩夫からは『非常にうまく作られた右翼映画』と言われ、面舵・取舵双方から叩かれた…
回を重ねるたびにCGがチャチく、お話がグダグダになっていくシャークトパス・シリーズ第3弾。 「シャークトパスvs狼鯨」(2015年/ケヴィン・オニール監督) 対戦相手が漢字! 何と言う違和感。ってかどう読ますんだよ。ローゲー? と思ったら吹き替えでは…
話には聞いていたパイロット版ミラーマンをようやく拝むことができました。 売り込み用試作品でもあるため、まずは企画の素晴らしさを伝える宣伝文句が並びます。曰く、 『ウルトラマンを遥かに凌ぐスピード』(映像はカーレース) 『手に汗握るスリル』(映…
いやあ、実に久しぶりにこの一言を捧げます(よろしければご唱和ください)。 『うわあ、つまんねえ』 大抵は駄目の中にも光る一瞬とか届かないけど迸る愛情とか何かしらあるものですが、こいつはどうも…。 「アパートメント1303号室」(2012年/ミシェル・…
『総員、あの馬鹿どもに続け!』 大食の魔獣、またの名を白鯨。ラスボス連戦の鏑矢が飛びました。 「Re:ゼロから始める異世界生活/第19話・白鯨攻略戦」 (2016年8月7日深夜TV東京放送/高島大輔演出) 『エミリア陣営とクルシュ陣営の対等な条件での同盟…
『その名前を呼んじゃ駄目』 20年前、舞台装置(絞首台)の誤作動で主役(本来の主役がバックレてしまったために急遽代役となったチャーリー)が本当に首を吊ってしまった演劇「THE GALLOWS」。 その再演を翌日に控えた深夜の高校に忍び込んだ4人の学生の恐…
『勘弁できなきゃどうするんだ?』 『弾いてやるよ!』 『上等だ。てめぇとはいつかチャラになる日が来ると思っていた』一昨日4度目のご紹介をした「野獣死すべし」の前年、70年代最後の年。この年の優作主演作は「乱れからくり」「処刑遊戯」「蘇える金狼」…
2014年1月25日に予告編をご紹介して以来、公開を心待ちにしておりましたが、公開どころかビデオスルーもスルーされてしまいました。仕方がないので輸入盤を取り寄せました。静止ボタン片手に英語字幕を読みながらの観賞となりましたが、滅茶苦茶面白いじゃな…
『なに見てんだお前!』 曼荼羅畑には既に3回も登壇している作品ですが、4KScanning Blu-rayなんてものを入手したので、性懲りもなく4回目のレビューです。 「野獣死すべし 4K ScanningBlu-ray」(1980年/村川透監督) 何はさておき画質。明るいシーンは…
以前「2012」をご紹介した時に“もういい加減、このパターン(震災通じて家族再生、お父ちゃん威信回復)はやめようぜ”と書きました。本作は正にその悪しき継承者。「2012」「宇宙戦争」と同じ箱。しかもご都合主義さ加減において先達の追随を許さないぶっち…
『レムはスバルくんと逃げることはできません。だって、未来のお話は笑いながらじゃなきゃダメなんですよ?』 『俺と逃げよう…俺と生きてくれ!』 何度繰り返しても誰も救えず、死体の山を築いた挙句、エミリアを死なせ、自らも無駄死に。最期に耳にしたのは…
『アメリカはゴジラをどう見ている? 殲滅対象か? 捕獲対象か?』 『それは大統領が決めるわ。あなたの国は誰が決めるの?』「進撃の巨人」でさんざっぱら貶した後で大変言い難いのですが、これはアリです。第1作を別格とすれば、間違いなくシリーズ最高の…
『そっか、風呂あがりか…。さっきから宇佐美さん、すごく良い匂いがするなぁと』 『…ずるい。簡単に言っちゃうんだもんなあ』 なあ、いい加減、気づいてやれよ、内巻。 「この美術部には問題がある/第4話」(2016年7月28日深夜TBS放送/岡村正弘演出) 今…
護送中に集団逃走した死刑囚軍団(リーダーはダニー・トレホだ!)がショッピングセンターに立て籠もり。 犯人グループの中に弟ジョーがいる事を知った兄ルディ(ミッキー・ローク!)は単身ショッピングセンターへ。 というB級を煎じたストーリーはこの際…