護送中に集団逃走した死刑囚軍団(リーダーはダニー・トレホだ!)がショッピングセンターに立て籠もり。
犯人グループの中に弟ジョーがいる事を知った兄ルディ(ミッキー・ローク!)は単身ショッピングセンターへ。
というB級を煎じたストーリーはこの際どーでもいい。本作の見せ場はミッキー・ロークの鍛え上げた肉体と崩れかけた顔、そして全編を貫く武器弾薬博覧会です。
「デッド・オア・アライブ 監獄の街」
(1998年/マット・アール・ビーズレイ監督)
死刑囚の護送バスを襲撃する謎の一軍が、CAR-15カービン(コルト・コマンドー)、SP89乱れ撃ち。更に前方からは対戦車ロケット弾M72LAWが!
パトカー相手に対戦車ロケットというTOO MUCHな武器選択がナイスです。
ショッピングセンターでは襲撃を手引きしたパトロンが「プレゼントだ!」とばかりに武器大放出。
ジョー(ケヴィン・ゲイジ)が手にしたのは、ブッシュマスターM37S。
トレホ(ウォレスという役名はありますが、トレホはトレホという記号なのでトレホで通します)が取ったのは、モスバーグM590、ベネリM1スーパー90、ホーク97-1(全部ショットガンだ!)。
余談ですが、本作のトレホって「お前、目の辺りプチ整形してね?」って感じで、そこはかとなくイケメンな香りがするのですが気のせいでしょうか?
ミッキー(この人もミッキーという記号なので役名ルディは無視します)の獲物はコルトM733→ヘッケラー・コッホMP5K-PDW(サイレンサー付)とお馴染みのベレッタ92FS↓。
そして後半はルガー・レッドホーク↓をダブルで(何か酒飲んでるみたいだな)。
派手さ一番はショッピングモール屋上に設置されたガトリング銃、M134。
珍しいところでは登場一瞬ですが、グンツGA9(Goncz High-Tech GA9)が顔を出していました。
アメリカ カリフォルニア州ノースハリウッドに“あった”、グンツ社開発の大型拳銃。1984-90の短期間製造(会社は近年倒産)。クラリッジ ハイテック(Claridge Hi-tech)社(1990年設立)が製造・販売を継承しましたが、93年に倒産。
つまり、本作撮影時には既に製造されていなかった銃なんですね。
他にもシーンごとに持ってる銃が違ったりするのですが、一体誰のこだわりだったんでしょうねえ…。
おまけ