2010-02-01から1ヶ月間の記事一覧
『お前は志半ばで死んでいく勤皇の獅子だ!簡単にくたばるな!這って来い、上がってこい、ここまで!』『銀ちゃん、かっこいい・・』結局、ヤスが命懸けで階段を転げ落ちる理由は、銀ちゃんを男栄えさせる事なんですよねえ。 「蒲田行進曲」(1982年/深作欣…
『抜いたのは、そっちが先だぜ・・』なあ、香取くんよ、今更手遅れだとは思うが、やめとけ。無理。絶対。「座頭市」(1989年/勝新太郎監督)4人がかりで書いた脚本は正直「うーむ」ではありますが、齢を重ねて諦観と煩悩煮〆たギトギト感溢るる勝新は…
主演がレニー・ゼルウェガーとマシュー・マコノヒーという“レア物”感が唯一のウリ。 マシューはプロフィール的にこの作品「なかった」事にしているようですが、代表作と呼んでいいキレッキレな熱演です。 「悪魔のいけにえ/レジェンド・オブ・レザーフェイ…
テレビで観ただけの映画に文句垂れるのも如何なものかとは思いますが、私どうしても「突入せよ!あさま山荘事件」が赦せんのですよ。 あさま山荘事件を警察目線で語る? なんじゃそりゃそりゃ(しかも壊滅的につまらない)。 本来なら長谷川和彦監督が撮るは…
告白します。私はこの映画、公開初日に見に行って、初日プレゼントのサンバイザーを貰いました。「メガフォース」(1982年/ハル・ニーダム監督)ロッキー・ホラー・ショーのブラッドことバリー・ボストウィックが出ているという事でごく一部の(本当にごく…
正式なタイトルは「去年の秋、四つの都市で同じ拳銃を使った四つの殺人事件があった。今年の春、十九歳の少年が逮捕された。彼は連続射殺魔とよばれた」(句読点筆者)。去年とは1968年。少年とは永山則夫。警察庁による名称は「警察庁広域重要指定108号事件…
あと3週間で取り壊される映画館(パラダイス座っぽい)。そこに思いつく限りの仕掛け(ギミック)を施してホラー映画上映会。羨ましい。なんて楽しそうなんだ。そしてイベント当日、劇場は惨劇の舞台に・・。最高です!「ポップコーン」(1991年/マーク・…
『こんな上にも下にも右にも左にもみっちり人が詰まっている壁の中に押し込められて気が狂わない方がどうかしてるわよ!』『知ってる? 鏡に囲まれた部屋に猿を入れると、しばらくして発狂するんだって。どれが本当の自分か分からなくなって・・』65年という…
好きな要素はたぁくさんあるはずなのに何故ダメなんだろう。 「グリーン・デスティニー」(2000年/アン・リー監督) 北京の夕景がドンと出てきた時は息を呑みましたよ。 竹林の中で沖雅也似のチョウ・ユンファと藤純子似のミシェル・ヨーがお茶を飲む時の額…
『俺ぁ死なねぇぞ。いざとなったらカカアとババアぶっ殺してでも生き延びてやる』 と言っていた藤田まことさんが17日、お亡くなりになりました。 大動脈瘤破裂。76歳。 藤田さんと言えば中村主水。個人的シリーズ最高傑作は、 「新・必殺仕置人」(1977年1…
何と20年ぶりに鉄男シリーズの新作(続編ではないらしい。リ・イマジネーションって奴か?)が作られたようです。記念して1作目を。 「鉄男 TETSUO」(1989年/塚本晋也監督) サブタイトルは“等身大の怪人シリーズ”。冒頭、鉄パイプをガリガリと齧る…
うむむ。一瞬、言葉に詰まりましたが、気を取り直して心を込めた一言を。「うわあ、つまんねえ」 「地球が静止する日」 (2008年/スコット・デリクソン監督) オリジナル(1951年版)が持っていた知的な要素がごっそり欠落。謎の物体が秒速3万キロでマンハ…
大映が誇る特撮時代劇「大魔神」がテレビで復活するそうです。「大魔神カノン」(4月2日深夜1時23分~テレビ東京)深夜枠としては破格の制作費(10億円!)、ヤケを起こしたとしか思えない長丁場(全26話)。気合だけは必要以上なのですが・・。まず設…
「膝は槍、膝は剣。進む道は伝説となる」諸手を上げて賞賛したいのは山々なのですが、実に複雑な気分です。 「マッハ!!!!!!!!」 (2003年/プラッチャヤー・ピンゲーオ監督) タイの寒村オンブラトゥ。盗賊が守り神(仏像)オンバックを首チョンパ。エライこ…
『なあ、ショーン、もっかいジェームス・ボンド演ってくれよ』『二度とやるもんか(Never Again)!』『あらあら、折角お仕事のお話を持ってきてくださったのに、そんな言い方して。二度とやらないなんて二度と言ってはいけませんよ(Never Say Never Again…
ようやっと「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」のDVD発売日が決まりました。 5月26日です。 「序」の時とは異なり、今回は最初からBlu-ray&DVD用に再調整をかけたデジタルマスター版2.22バージョン。 驚いたのは、Blu-rayとDVDの価格差。 DVD5…
原作を読んだのは確か中学生の頃。 「アリなのか? このオチはアリなのか?」 ミステリ初心者にこの飛び道具のような結末はなかなかに衝撃でした(笑)。 「オリエント急行殺人事件」 (1974年/シドニー・ルメット監督) ショーン・コネリー、リチャード・…
「島根ってのはなぁ、日本列島の根っこって意味なんだ。根っこは普段は地味で隠れているけれど、大地をしっかり掴んでるんだ。島根がしっかりしているうちは日本はいくらでも甦るんだよ!」おお。かつて島根についてこれほど熱く語られたことがあったでしょ…
『我々の前にドイツがある。我々は国と共に歩み、振り向けばドイツがあるのだ!』『国家が我々に命じるのではない。我々が国家に命じるのだ!』『勝利万歳!ジーク・ハイル!』なるほど、これがプロパガンダか・・。 「意志の勝利」 (1934年/レニ・リーフ…
「1」と「4」をレビューしたまま中抜けだったので、遅ればせながら2作目を。 「トレマーズ2/グラボイズの逆襲」 (1995年/S・S・ウィルソン監督) メキシコの製油場にグラボイズが「こんにちは」。 前作の生き残りアール(フレッド・ウォード)が「…
待てど暮らせどDVDが出る気配が無いのでVHSを購入いたしました(ったく何度目だよ、この台詞)。 「恐怖の報酬・完全版」(1977年/ウィリアム・フリードキン監督) クルーゾー版の素晴らしさを十分認識した上で言いますが、この映画、「遊星からの物…
『日本でも国を分ける戦があった。そして全てが変わってしまった。やがて日本もアメリカのようになるだろう。武士は商人や農民になり、武士がいたことすら忘れ去られる。だからこそ、私は義を貫きたいのだ』海外の映画でこの台詞・・ほとんど奇跡です。「レ…
84年にVHSが発売されたきり、永らく廃盤状態だった映像が国内初DVD化!「No Parole From Rock“N”Roll Tour-Live In Japan 1984.2.28」(ALCATRAZZ)イングヴェイ・マルムスティーンが在籍していた第1期アルカトラスの中野サンプラザ公演。画質も音…
“♪誰の為でもない、国の為でもない、自分の為に生きるのさ” 札束貪り喰う内田裕也のストップ・モーションに被る熱すぎるシャウト「誰の為でもなぁい!」 「十階のモスキート」(1983年/崔洋一監督) 交番詰のさえない万年係長・内田裕也。出世不能、女房離…
お前はDVDを買ってまで、こんな人でなしホラーを観たいのか?と言われそうですが、初見時は“ブロガー試写会”なる催しのプロジェクター上映で発色が今ひとつだったのよ(←全然言い訳になってない)。 まあ、それはそれでヤバイ感アゲアゲで、その日は寝室…
“この蹴りに世界がひれ伏す!!!!!!!!” 大きく出たな東北新社。取りあえず俺はひれ伏すぞ。 「チョコレート・ファイター」 (2008年/プラッチャヤー・ピンゲーオ監督) ゼン(ジージャー)は自閉症ですが、驚異の動体視力とデビル・イヤー並みの聴覚、そして…
特別編集と言えば聞こえはいいが、この改竄は罪だぞ、BSジャパン。 「ランボー/最後の戦場[特別編集版]」(2010年2月1日BSジャパン) 残酷シーンをちいっと削って、過去シリーズのフラッシュ・バックやら、未使用フッテージやらを付け足してマイルドに…
『こんな顔の人は知らない? じゃこの人に良く似た人、例えば6つか7つの男の子であなたのよく知っている人に置き換えても・・』 『知らねえ!そんな人・・知らねえ!う、うああぁう!』 嗚呼、何もかもが素晴らしい。 「砂の器」(1974年/野村芳太郎監督…