2011-11-01から1ヶ月間の記事一覧
今月は「ジーパーズ・クリーパーズ」で始めたので、〆はこいつで。 「ヒューマン・キャッチャー」 (2004年/ヴィクター・サルヴァ監督) 前作から3年経っていますが、時間軸は「ジーパーズ」の直後。23年に一度23日に渡って喰い続けるクリーパーズ復活期間…
梶原一騎先生不朽の名作「タイガーマスク」が、ウエンツ瑛士主演で実写映画化されるそうです。勿論、ウエンツが伊達直人。ミスター召哀川翔で、ルリ子姉ちゃんが夏菜。もはや怒る気力もありません。ありませんが・・ええっと・・プロデューサー出て来い!(…
「母さんを返してよ! あんたなんか…あんたなんか、死刑になればいい!」 絶叫する少女。罵声を受けながら兇悪の門をくぐる会田。その視線を受け止め頷く橘。矢部部長(山村聰)、会田刑事(天知茂)、捜査一課・橘(渡辺文雄)三人の友情が頂点を極めた瞬間…
池波正太郎原作で闇稼業の時代劇、と言われるとどうしても必殺仕掛人を連想してしまいますが、似て非なる地味暗渋枯殺戮絵巻。「闇の狩人」(1979年/五社英雄監督)江戸に暗躍する殺し屋稼業の元締め・五名の清右衛門(仲代達矢)と記憶を失った侍・谷川弥…
何気ない行動がとりかえしのつかない結果を生む…しかも、それが分かるのはず~っと後になってから。最悪の現実と共に。ミステリーでファンタジーでホラー。待っているのは悲劇のハッピーエンド。「永遠のこどもたち」(2007年/J・A・バヨナ監督)かつて自…
究極の“後出しジャンケン”シリーズが遂に完結(なのか?)インテリジェンス溢るるシチュエーション・ホラーだった1作目から幾星霜。原型留めぬどころか全く別の映画にメタモルファーゼしてしまいました。「ソウ ザ・ファイナル」(2010年/ケヴィン・グルタ…
劇場版も綺麗にまとまっていましたが、(OP→ED→予告)×6という連ドラ仕様もまたオツなものです。「トップをねらえ2!」(2004-2006年/全6話/鶴巻和哉監督)何と言っても総集編では端折られてしまう主役意外キャラの掘り下げを堪能できます。1作目…
『正蓮尼と申します。須藤美弥子は一生仏像と共に暮らすとお伝えしてくれとの事でした。どうぞあなた様もお忘れになってくださいませ』 別れの為の再会。立ち去りかけ、振り向いた牧(岸田森)の見たものは…。 ド派手なミニチュア・ワークで視聴者を驚かせた…
『何だか世の中から孤立して、この広~い宇宙に三人だけみたい』 『いいじゃないか。俺たち三人だけで』タイトルは「神戸浩万歳!」にしようか迷いましたが、やはりここは風吹ジュンでしょう。駄目男と菩薩はセットが決まり(宇宙の法則です)。後光が射しま…
♪トレ~ン、トレ~ン、走ってゆけ、トレ~ン、トレ~ン、どこまでも! と思わず口ずさんでしまいたくなる馬鹿一直線の暴走絵巻。 こういう明らかに力の入れ所を間違えている作品…大好きです! 「ザ・トレイン」(1989年/ジェフ・クイニー監督) 数百年に一度…
端的に「ヤマト」(に代表される最近の日本映画)を観た反動なのですが、演技の出来る役者がいる、ただそれだけの事がこれほどまでに心地良いとは。監督が聞いたら「そんなレベルで語るなよ」と嘆くでしょうが。「うなぎ[完全版]」(1997年/今村昌平監督…
『神様を信じるか?』 『…ああ』 『会わせてやろう』 シリーズ全ての邦題に関連性のない(どんだけ弱気なんだよ配給会社)「DEATH WISH」シリーズ第2弾(「狼よさらば」の8年ぶりの続編)です。 「ロサンゼルス」(1982年/マイケル・ウィナー監督) 妻を殺…
『これでええ。思い通りや。この寺は本物か贋物か。わしの道連れやで』 舞い上がるリュート物質、爆発・炎上する妙顕寺(放送当時、本物の寺を燃やしたと思った視聴者から苦情がきたそうですが、責められません、笑えません。どう観ても本物です)。 最早説…
『ここで生まれようと、他所から流れて来ようと、この土地にいっぺんでも小便撒いた奴はここにおる資格がある。…さ、メシ喰おう』 これが「座頭市 THE LAST」と同じ監督の作品か。 滅茶苦茶活劇しとるやないか。 「王手」(1991年/阪本順治監督) プロ…
冒頭、悪人顔のETが宇宙船の中で内輪揉め。ミーコのスターウォーズをおちょくったようなシンセ音楽に乗ってレーザーぴゅんぴゅん(音楽はバリー・デ・ヴォーゾン)。 逃亡者はカプセルに入った何かの実験体を盗もうとしていたようですが、進退窮まって船外…
『人を狙ってばかりいれば、たまには狙われる事もある。俺は人の悪意には割りと寛大な方なんだ。 殺された奴の悔しさを思えば、俺がたまに狙われたからって、そいつを恨みがましく思える筋合いはないからね。 俺の仕事を人は“殺し屋”と呼ぶらしい』 一匹狼の…
低予算SFでサイボーグを持ち出す場合、常套手段として“スローモーションを多用して素早く動いているように錯覚させる”“ちょっとジャンプしているだけなのに♪シュワワワワワワワンな効果音を入れて物凄い身体能力があるように見せる”なんて小細工をしますが…
師父ブルース・リーは「燃えよドラゴン」で、“戦わずして勝つ”という奥義(?)を披露してくれましたが、ジャッキーは更にテクニカル。マフィア3人を相手に“負けながら勝つ”。正に秘技。 「バトルクリーク・ブロー」 (1980年/ロバート・クローズ監督) 1…
その昔、コンピュータ=全知全能という時代がありました。単なる計算機という枠を超えて自我に目覚め、未来を予見し、支配欲と生存欲求を持ち…。 1970年の「地球爆破作戦」、72年の「ルパン三世/先手必勝コンピュータ作戦」、77年の「デモンシード」等々。 …
お話を追いかけるだけなら、恐らく30分程度で終わってしまうでしょう。では残り92分は贅肉なのか? いえいえ、そここそが“映画”です。「シャーキーズ・マシーン」(1982年/バート・レイノルズ監督)街中で派手なドンパチやらかして麻薬課から風紀課に転属に…
先般「ベルリン・オブ・ザ・デッド」で“侮り難しジャーマン・ゾンビ”を印象付けたドイツ産ゾンビ映画の新作予告編が公開されました。これもなかなか“いい感じ”です。「VIVA BERLIN!」(2012年/Benjamin Munz監督)断るまでもなくドイツ語は守備範囲外…
『野明、姿がチラっとでも見えたら、すぐぶっ放せ!』『相手を怒らせちゃったら怖いんじゃない』『構わん! 俺はあいつが怒り狂う姿を見てみたい!』『あのねえ!』 昭和・平成のゴジラ名場面と共に伊福部サウンド聴いていたら(昨日のブログ参照)、こいつ…
実の所、入手は諦めていたのですが、偶然にも中古出展(1点)を発見。光の速さで即買い。いやあ、噂には聞いていましたが、ここまで素晴らしいとは。「ゴジラ1954立体ポスターアート」(ハピネット社製)初代ゴジラの、有名にも程がある、あのポスター(と言…
なあ、演出とか編集って言葉知ってるか?ただ好きな映画のコピペと自慢のCG並べただけで映画になると思ったら大間違いだぞ。「SPACE BATTLESHIP ヤマト」(2010年/山崎貴監督)もう、整理がつかなくて途方に暮れちゃう突っ込み所博覧会(アニメと比べてど…
リアルに存在する他人を自分のアバターとして操作する戦争ゲーム。アバター(ゲーム内での呼称はスレイヤー)は、死刑確定の犯罪者。30回連続で生還すれば自由の身に…。どこかで聞いた様な設定です。「バトル・ランナー」とリメイク版「デスレース」を足して…
字数が多すぎて1行に収まりきらないので漢字にしちゃいましたが、正式なタイトルは、「Kenji Kawai Concert 2007 Cinema Symphony」2007年11月にパシフィコ横浜で行われた川井憲次氏の15年ぶり(15年前はパトレイバーのライブだったそうで…)のコンサート映…
普段は「銃は古美術」などと言い垂れておきながら、架空の、しかもSF映画に登場する銃のレプリカを買うのは如何なものかとは思いましたが、これは特別でしょう。 「モデル2019 B.R.U」(Off World社製) 「スナブノーズ」「チーフ・スペシャル・ブラスター…
『竹中! チエさんは死んだんだ! これは罠だ! 逃げろ!』自分を売った女を殺すために脱獄した男、女に男を売らせた刑事、男の銃口の前に全身を晒す女、女が生きているというガセ情報に釣られて病院に現われる男、そして二人の刑事のわかれ。 「俺たちの勲…
原作のファンや、ヘルレイザーを期待しちゃった人にはすこぶる評判が悪いですが、私こういう地味ぃな雰囲気系ホラーって結構好きなんです。 どこか日本の怪談に似た味わいもありますし。 「クライヴ・バーカー/血の本」(2009年/ジョン・ハリソン監督) 何…
もし、「激突!」のトラックがV8エンジン搭載で「マッドマックス」のように追いかけてきたら…。 更に、運転しているのが[趣味:人間寄木細工、特技:デビルウィング]な匂いフェチの怪物だったら…。 考えただけでチビチビです。 「ジーパーズ・クリーパー…