2017-06-01から1ヶ月間の記事一覧
増殖を続け遂に現実世界を侵食しはじめたワンダーランド。このままでは… 『いい加減にしやがれぇぇええええーっ!』 (本当にワンダーランドに説教した…) たとえ相手が人間でなくとも、いずれ宇宙となる空間だったとしても、間違っていれば躾けるのが大人…
娯楽低め、神秘性強め、なイギリス産秘境もの。 「恐怖の雪男」(1957年/ヴァル・ゲスト監督) 冒頭、(表現として正しいかどうかはさておき)チベット仏教寺院の様子が見られるのは秘境ものの出だしとしていい感じ。 ここで暮らすジョン(ピーター・カッシ…
「会いたかった…真道」 乙女だな、ザシュニナ。 「幼年期の終り」か「シン・ゴジラ」か「百億の昼と千億の夜」かと思わせて、辿りついたのは“やおい”かい。 「正解するカド/第11話・ワノラル」 (2017年6月23日TOKYO MX放送/りょーちも演出) 初期の国連安…
山岳ミステリーからオカルト風味スリラー、そして本格怪獣映画へ。 「巨大目玉の怪獣 トロレンバーグの恐怖」 (1958年/クエンティン・ローレンス監督) 首無し死体で発見される登山者、山の中腹に居座る謎の雲、何かに呼ばれるように引き寄せられた姉妹(…
『去年も人混みすごかったよね。ここから先』 『走るなよ』 『安芸君が走らなければ大丈夫だよ』 『転ぶなよ』 『安芸君が道を切り開いてくれれば大丈夫だよ』 『あと…離すなよ』 『安芸君がしっかり握っててくれれば大丈夫だよ』 圧倒的、ひたすら圧倒的な…
『ワンダーランドは知りたがっているんだ。世界は何でできているのか。それは色とか形とか匂いとか味とかだけじゃなくて、多分もっとルールみたいなもの全部だ。この世界がどういう仕組みでできているのか、命がどんなふうにできているのか、人がどんなふう…
『これが、どういうことか分かるかね。イエスは、彼が身を賭して闘っていたはずの“体制”に、彼自身がされてしまったのだよ』 山田正紀の商業デビュー作「神狩り」の一節です。昇り詰め己を見失い破滅したカリスマの悲喜劇。 「ピープルvsジョージ・ルーカス…
連投恐縮ですが、昨日に引き続きランキングネタです。英国エンパイア誌が読者5000人の投票による「史上最高の映画100本」を発表しました。 トップ10は上から「ゴッドファーザー」「スターウォーズ 帝国の逆襲」「ダークナイト」「ショーシャンクの空に」「…
「ゴジラストア 巨大不明生物特設災害対策本部難波出張所」(大阪で7~18日まで期間限定オープン)にて「東宝怪獣総選挙」が実施されました。 文字通り、“東宝怪獣”の人気ナンバーワンを決めるファン投票、その集計結果が発表されました(どうでもいいが、…
『エレン聞いて。伝えたいことがある。 私と一緒にいてくれてありがとう。 私に生き方を教えてくれてありがとう。 私に…マフラーを巻いてくれてありがとう』 『そんなもん何度でも巻いてやる。これからもずっと、俺が、何度でも!』 原作屈指の名シーン、完…
「私は、この宇宙の1番のファンだから!」 今期アニメが軒並み最終コーナー回って怒涛の叩き込みを展開。乗せられやすい性質(たち)なので、今週はちっとアニメ比率高めです。 外務省・国際交渉官とは世を忍ぶ仮の姿。その正体はこの繭(宇宙)の管理者、…
生まれる前から人気作だったRPG「フィールズ・クロニクル」シリーズの20周年記念完全新作。そのキャラデザ&ライターとして勧誘された英梨々と詩羽。 誘ったのは100万部を切ったことがない超売れっ子漫画家にして原作者、紅坂朱音。 しかし、朱音は初会合で…
『結婚してくれ』 『え…?』 『やっと見つけたんだ。守りたいと思うものができた。帰りたいと思う場所ができた。自分はまだ生きていていいんだって。生き続ける価値と資格があるんだってようやく実感できた。だからお前を幸せにしてやる』 『…うん』 この二…
今観ると出演者のあまりの豪華さに目を見張ってしまう「フラットライナーズ」(1990)がリメイクされ予告編が公開されました。 今回、頭を張るのはエレン・ペイジ。「ローラーガールズ・ダイアリー」「スーパー!」「インセプション」以来、個人的にはちょっ…
『総員突撃! 人類存亡の命運は今この瞬間に決定する!エレンなくして人類がこの地上に生息できる将来など永遠に訪れない。エレンを奪い返し即帰還するぞ! 心臓を捧げよ!』 心臓の前に利き腕捧げたエルヴィン団長。それでも叫ぶ。 『進めえぇえええ!エレ…
びっくりした。まさかこんな爆弾投げ込んでくるとは…。 まあ確かにヤハクィザシュニナはキュゥべえなんじゃないかと疑ってはいましたが、ならばどこかに暁美ほむらがいてもおかしくはありません。 にしてもまさかこの人が…。 「正解するカド/第7-9話」 (2…
1907年の短編と2003年のアニメを含め都合5度目の映像化。多くの人が想起するのは1959年のワイラー版でしょうが勝てる訳がないので(出来を)比べるのは無意味。 いやもう勝ち負けで言ったら、冒頭にミクロス・ローザのファンファーレがない時点で不戦敗なの…
演技は稚拙、親子の会話なんかアドリブかと思うくらい上滑りしていますが、目が語っています。 ドキュメントと言っていいくらい乾いているのに、画面からは圧倒的な熱量が。 「大阪外道-OSAKA VIOLENCE-」 (2012年/石原貴洋監督) 大阪。下町。組織に属…
『私達に何をしろって言うの?』 『死ね』 『…!!?』 『これがお前達が殉ずるべき作品だ。これから1年この作品のことを考え続けこの作品のために生きこの作品の完成に命を捧げろ』 例えばの話。 すっげー特撮作るぞー!と息巻いて仲間を集め、ボール紙でミ…
《ゆっくりと…記憶が欠けていく。人格がこぼれていく。ごめんね。もう…君達の事…半分以上忘れてる》 自爆の定めを全うせず、ヴィレムと共に生きることを決意した妖精兵器クトリ。 500年前に果たせなかった想いを遂げるため、クトリに寄り添うと決めたヴィレ…
英国TOTALFILMが「落ち込み映画25選(The 25 most depressing movies ever made)」を発表しました。 実はTOTALFILMは2010年にも似たようなランキングを発表しています。ネタ切れか?(その都度とりあげてイチャモンつけている私も大概ですが…) トップ5は…
目覚めれば無人。電気も水道もストップ。雑踏も喧騒もない無音の街。一体何が。人々はどこへ。 デストピアを愛する者にとっては最高のシチュエーションです。 「ロボット大襲来」(1954年/シャーマン・A・ローズ監督) 無人の街が静止画(写真)であるとい…
エレン『敵は何だ!?』 ユミル『敵? そりゃ言っちまえば、せ(ライナー『ユミル!』)』 34話で最も重要な台詞はライナーに阻まれて闇の中。 代わりと言う訳ではないでしょうが35話は超フライング。原作22巻89話のネタを景気良く挿し込んできました(因み…
わーい、馬鹿映画だ~…っと思って観たら中途半端に真面目で日本人的にはちょっと微妙な内容でした。 「プテロドン 零式戦闘機 vs 翼竜軍団」 (2008年/ケヴィン・ジェンドルー監督) タイトルに偽りはありません。翼竜は軍団で登場しますし、立ち向かうの…
VSものの本質はエンタメだと思っているので、お話がギャグになろうがセルフパロディになろうが、舵取りに文句はありません。そもそもこのタイトルで“本格的な恐怖”を期待する人はいないでしょう。だからこそ、ディテールとか話の整合性にはこだわって欲しか…
登場人物2名。勿論、声優も2名。二人だけの会話劇。収録5時間15分。加藤全開、恵満開。全てはこの日のために。「冴えない彼女の育てかた♭/第8話・フラグを折らなかった彼女」(2017年6月19日配信開始/柴田彰久演出)冬コミで出来た恵との亀裂を埋められぬ…
英国TOTALFILMが「エンジン全開カーチェイス映画25選(The 25 best movie car chases that put thefoot to the floor)」を発表しました。 ベスト5は、「RONIN」「ブリット」「マッドマックス/怒りのデスロード」「ボーン・スプレマシー」「フレンチ・コネ…
ラッセル・マルケイ。その名前を見た瞬間、勝手に“「ハイランダー」の”という枕詞がついて、条件反射的に引き寄せられてしまうのですが…。 「エンド・オブ・ザ・ワールド」「レザレクション」「バイオハザードⅢ」そして「ハイランダー2」 まあ、期待に評価…
唐突ですが、『くっそ~ムシャクシャするぜ~』な時にリフレインしたい名シーン5選(察してください-笑-)。 「実録安藤昇侠道≪アウトロー≫伝 烈火」のクライマックス・シーン 歌舞伎町のド真ん中でロケットランチャー!(さすが“実録”!) フラワートラ…
グーグル先生に訊いてみる。完璧な死に場所はどこか、と。perfect place と打ち込むと即座に予測変換機能がto dieと続けてくれます。検索結果1位は、 Aokigahara Forest – The Suicide Woods of Mount Fuji 劇中、マシュー・マコノヒーが検索するシーンは演…