「私は、この宇宙の1番のファンだから!」
今期アニメが軒並み最終コーナー回って怒涛の叩き込みを展開。乗せられやすい性質(たち)なので、今週はちっとアニメ比率高めです。
外務省・国際交渉官とは世を忍ぶ仮の姿。その正体はこの繭(宇宙)の管理者、異方存在・徭 沙羅花。
口あんぐりな引きで終わった前回の続きは沙羅花の過去…って待て待て、宇宙の創生まで遡るのか。
「百億の昼と千億の夜」を凌駕する時間の尺度。「2001年宇宙の旅」のスターゲイトにも似た映像体験を経て、ようやく24年前の沙羅花の(この宇宙での)誕生の瞬間へ。
「正解するカド/第10話・トワノサキワ'」
(2017年6月16日TOKYO MX放送/田辺泰裕演出)
人類を異方に連れて行くと言うヤハクイザシュニナ。それは10億年に満たない種族寿命を超えて人類を存続させる手段でもあると。
与えられた時間を一生懸命生きる、それが人類の幸福であり生き方であると主張する沙羅花。
反目する異方存在。しかし、この宇宙に降り立った時に異方存在としての大部分を破棄した沙羅花は劣勢。沙羅花を庇った真道は横っ腹が四角く抉れて虫の息。
ここで沙羅花は“イヤボーンの法則”を発動して真道と隔絶空間に一次避難。
宮藤芳佳かよ! な治癒魔法で真道の穴を塞いだ沙羅花はそのまま唇を重ね…。真道が目覚めると…。
一方、ザシュニナはコピー真道を使ってナノミスハインの普及活動を開始。人類異方ご招待ツアーの準備を着々と。
このまま魔法バトルに雪崩れ込むのかと思いきや、話を宇宙創世まで巻き戻して膨らませ、「未来世界」的サスペンスに転調してタメを作る…。
やはり只者ではありません。