2008-10-01から1ヶ月間の記事一覧
ぼーっと眺めているだけで出会いがある。ケーブルって素敵。「ラスト・ホリディ」(2006年/ウェイン・ワン監督)突然、余命3週間と告げられたデパートの鍋販売員ジョージア(クイーン・ラティファ)が残された日々を心置き無く過ごそうと・・・と書くと辛…
何がしたかったんだ、ニコラス。「ウィッカーマン」(2006年/ニール・ラビュート監督)物語の骨子自体は変わっていないのですが、オリジナルのキモである、「キリスト教が世界の中心だと思ったら大間違い、な異文化交流ホラー」「そんな事よりセックス…
そうか、そんなにアル・パチーノが演りたかったのか、と目を細めてしまう大金かけたプライベート・フィルム。「太陽が弾ける日」(2007年/横井健司監督)小沢仁志芸能生活25周年記念作品です。日本人とフィリピン人の混血孤児、トニー(小沢仁志)、…
何を今更、な名作中の名作。 この期に及んで語る事なんかあるの?って感じですが、私、この映画のキモはアマンダ・プラマーだと思うのです。 「パルプ・フィクション」(1994年/クエンティン・タランティーノ監督) オープニングのパンプキン(ティム・ロス…
ビルドアップしたシャロン姐さんが大暴れ。 「氷の微笑2」(2006年/マイケル・ケイトン・ジョーンズ監督) シャロン・ストーン以外でこの映画を作りたかった人っているんでしょうか? 髪型と化粧と神業的照明でなんとか踏ん張ってはいますが、ダイナマイト…
150対1! しかも、1の方は老眼爺、150は無法騎馬集団ワイルドバンチ。 いかにも日本人が好むシチュエーションです(勿論、イタリア人もね)。 「ミスター・ノーボディ」(1974年/トニーノ・ヴァレリ監督) ワルキューレをアレンジした勇壮かつお茶…
でっけー円盤が飛んでくるだけが侵略じゃありません。太陽燦燦のサンフランシスコをここまで寒々と撮った人がいたでしょうか。「SF/ボディ・スナッチャー」(1978年/フィリップ・カウフマン監督)原作はジャック・フィニイの「盗まれた街」、オリジナル…
足を運ぶ予定はなかったのですが、チケットが転がり込んだので。 「ホワイトスネイク来日公演」 (2008年10月23日/日本武道館) デビカバは齢を考えれば大健闘でしょう。若い時のドン臭さが嘘のようなかっちょ良さです。ただ、ギターのダグ・アルドリッチが…
バイト先の思ひ出、80年代前半の川崎映画街シリーズ後編。私が東映の封切館でモギリをしていたある日の事。「◎△%怒×□α糞*ダー!」突如、人類とは思えぬ言語を駆使して話しかけてくるおっさんが!また、酔っ払いか、と思って腰を上げたら、おっさんの肩越し…
バイト先の思ひ出、80年代前半の川崎映画街シリーズ。 映画館で当日券を販売する窓口を「テケツ」と言います。ガラス張りの中で綺麗なお姉さんが微笑んでいるあそこですね(これも今や過去の風物詩か…)。 当時、川崎に綺麗なお姉さんはいなかったので、いか…
相撲界が騒がしいですね。 八百長疑惑・・・ねえ。八百長って悪い事でしたっけ? そもそも相撲って「大地を踏みしめて五穀豊穣を祈る」神事ですよね。神事に八百長って無粋にも程があります。 大体、客から金とって「興行」している段階で、真剣も糞もないで…
セックス依存症のクリスチーナ・リッチをサミュエル叔父貴が鎖で繋いで拉致監禁。じゃ“ブラック・スネーク”ってのは叔父貴の・・? という誰もが考える展開を華麗に裏切るヒューマン・ブルース・ストーリー。「ブラック・スネーク・モーン」(2006年/クレイ…
『大丈夫だ。必ず奴らを皆殺しにしてやる』 どちらの側にも正義はあるし神もいる。素敵過ぎるメッセージです。 「キングダム/見えざる敵」 (2007年/ピーター・バーグ監督) サウジの外国人居住区で起きた自爆テロの犯人をFBI捜査官が追い詰める異文化…
本日のレビューは「感謝祭」。と言っても「マチェーテ」同様、本編の存在しない「ニセ予告編」ですが。「感謝祭 in グラインドハウスUSAバージョン」(2007年/イーライ・ロス監督)いやあ、グロい。さすが「ホステル」撮った人だ。次から次と首もげるも…
映画の字幕に誤訳はつきものですが、モノには限度ってものがあります。 「ギャラクシー・クエスト」 (1999年/ディーン・パリソット監督) 『トカゲヘッドに懸けて、父の名に懸けて、この復讐は必ず果たす』 これは、登場人物のひとり、アレックス(写真中…
「プラネット・テラー」上映前におまけで流れるニセ予告編。「マチェーテ・予告編」(2008年/ロバート・ロドリゲス監督)ニセ予告編なので本編などないのですが、いやあ「観たい!」不法滞在のメキシコ人マチェーテ(ダニー・トレホ)が上院議員暗殺を…
『知らなかった。お前がエル・レイだったとは!』エル・レイが何者なのかは誰にも分かりません。説明をしていると思われるフィルム1巻分がまるまる消失して話がすっ飛んでいるので・・。「プラネット・テラーinグラインドハウス」(2007年/ロバート・ロド…
素足大好き脚フェチ監督がやりたい放題し放題。 「デス・プルーフinグラインド・ハウス」 (2007年/クエンティン・タランティーノ監督) 脚フェチ殺人鬼スタントマン・マイクをカート・ラッセルがノリノリで演じております。 “女どもの会話がつまらなくて…
もしこれが「マスターズ・オブ・ホラー」の一遍で70分前後の作品だったら、諸手を挙げて大絶賛したでしょう。 「ランド・オブ・ザ・デッド」(2005年/ジョージ・A・ロメロ監督) 時代設定は「死霊のえじき」とほぼ同じだと思うのですが、終末観薄く、寂…
静寂に包まれた街。朽ちた死骸。廃墟なのか?と思った瞬間、わらわらと溢れ出るゾンビ、ゾンビ、ゾンビ(ついでにワニ!)。 やはりゾンビはモブシーン映えする素材です。このスケール感が続けば文句無しだったのですが・・・。「死霊のえじき」(1985年/ジ…
「ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド」の正統なパクリ。しかも、イタリア、スペイン合作で舞台はイギリスという「ヨーロッパ総力戦」。田舎が怖いのはアメリカだけじゃありません。 「悪魔の墓場」(1974年/ホルヘ・グロウ監督) ロメロは「ナイト・オブ…
右も左もシネコン、シネコン。 小屋とか名画座が死語になりつつある昨今、思い出すのはこの劇場・・・。 「横浜大勝館」(横浜市西区末吉町)※最寄り駅は京急黄金町。 「痴漢電車5本立て」とかやってたと思ったら翌週は「松竹ヌーヴェルバーグ特集」だった…
ちょっと間抜けなタイミングになってしまいしましたが、緒形拳さんがお亡くなりになりました。 「砂の器」「鬼畜」「野獣刑事」「MISHIMA」・・・代表作が多すぎでとても1本選ぶなんてことはできませんが、今日は「えいや!」でこの1本。 「必殺からくり人…
『大川組の準次です。自分はヤクザなんで話とかうまくないすけど、聴いてやってください』小沢仁志、男劇場開幕です。 「FM89.3MHz(えふえむやくざ)」 (2006年/仰木豊監督) 15年ぶりに出所した昔気質のヤクザ準次(小沢)にあてがわれたシマ…
興奮して意味もなく三連呼してしまいました。絵に描いたような「ウォリアーズ」のバッタもん、まさかのDVD化。「暴力戦士」(1979年/石井輝男監督)高校時代、修学旅行中に京都で観ました(自由行動時間に偶然見つけて、ついフラフラっと。いやあ、自分…
まずはオリジナルを忘れましょう。 「モーニング・アフター」も「死なないでくれ、頼む!」も「まだ生贄が必要か!あと何人殺す気だ!俺を殺せ!」も全部忘れましょう。 で、まっさらな気持ちで・・・嗚呼、やっぱり駄目だ! 「ポセイドン」 (2006年/ウォ…
ホラー映画の怖さに下駄を履かせる簡単な方法をお教えしましょう。それは、 「ボリュームを上げる」 近所迷惑も甚だしいですが、ケチケチしないでグイっと音量を上げましょう。多少ヘボっちい出来でもそこそこ怖くなります。では元々怖い映画だったら? ふっ…
『パパ、奴らは5人よ』 やられた。マクレーン、いい娘じゃないか。 「ダイ・ハード4.0」 (2007年/レン・ワイズマン監督) ジャンボ機1台分の死体を無視した2作目と、漫画の世界に行ってしまった3作目。 どうにも好きになれなかったシリーズですが、何…
え、ジグソウって前作ラストで「喉すっきり」したはずなのにどうやって続編を?と思いましたが必殺時系列いじりで逃げ切りです。 「ソウ4」(2007年/ダーレン・リン・バウズマン監督) 冒頭でジグソウの死体をねんごろに解剖(駄目な人はここでリタイヤ。…
ジューダス・プリーストの公演会場で配られていた冊子をめくっていたらロブ・ゾンビ版ハロウィン公開の告知が! もうこのまま塩漬け御蔵入りかと思っておりました。偉いぞ、ザナドゥー。 「ハロウィン」(2007年/ロブ・ゾンビ監督) しかも、よく見りゃ…