『お前!せーの!で蹴ったのに全然結果が違うじゃねーか!どういう脚力だよ!?』
『すまん、加減ができなかった』
『助けに入った時のカッコ良さが段違いになるだろう!』
エミリアと強欲の大罪司教レグルスの婚礼にドア蹴破って待ったをかけた二人組。
『招待客に男の名前はなかったはずだけど。君たちはどこの誰で、どんなご祝儀を持ってきたのかな』
『パートナー精霊不在の精霊騎士、ナツキ・スバル!』
『剣聖の家系、ラインハルト・ヴァン・アストレア!』
殴り込みでも欠かせぬ作法。「名乗り」はビジネス・マナーです。
「Re:ゼロから始める異世界生活 3rd season/第8話(通算58話)・いつか好きになる人」(2024年11月20日TOKYO MX放送/原英和演出)
ラインハルトが合流したところで状況整理&作戦会議に入ったスバルら。
魔女教が提示した要求は4つ。
魔女の遺骨、銀髪の乙女(エミリア)、人工精霊(ベアトリス)、ここまでは分かる。しかし、4つ目の要求が分からない。
『叡智の書か…そんなものが実在するんだろうか』
スバルが知っている叡智の書は2冊。ベアトリスが所有し、焼け落ちる禁書庫と共に焼失した一冊。そしてロズワールが所有し、ラムによって焼かれて『聖域』で失われた一冊。
どちらももうこの世にはない…はず。
『すみません、叡智の書ですが、この都市にそれを持ち込んだのは僕です』
オットー、お前今何言うた!?
オットーが持ち込んだのはロズワールが所有していたものの残骸。味方陣営の一員になったとは言え、ロズワールをびた一文信用していないオットーが、時間差で仕組まれているかもしれないロズワールの謀略を疑い、そのヒントが叡智の書にあるのではないいかと推理して、復元師に預けてあるのだと(スバルだけに耳打ち)。
一方、色欲の大罪司教カペラに竜の血を浴びせられ、肉体が醜く歪んでしまったクルシュさんの意識が戻った。あの戦い以来、初の再会となるスバルですが、その姿はやはり衝撃で。
自分は千切れ飛んだ足が竜の血で元通りになったのに…。
スバルがクルシュさんの手を取ると、激痛とともに竜の血がスバルの体内へ。同時に変異の爪痕もクルシュさんからスバルへ。
移動した!? 今度は顔を。変異はスバルの右腕全体に。反してクルシュさん顔は元通りに。
引き取れる!しかし、それはクルシュさんが固辞。激痛は今後も続くかもしれない。何より、今、戦力としてのスバルを失う訳にはいかない。
『スバル様、言っていたじゃないですか。後のことは全部、俺に任せておけって。私にも言ってください。後のことは全部、俺に任せておけって』
ここまで頼られて後に引いたら精霊騎士の名が廃る。
変容したスバルの右手を一瞥して何が起きたのか悟るヴィルヘルム。
作戦会議にはリリアナとプリシラが合流、憤怒の大罪司教シリウスは自分らが殺ると宣言。戦士ではない歌姫リリアナは巻き添え&とばっちりですが、リリアナの持つ「伝心の加護」(歌で心を通わせる)は、効果範囲内にいる人間の感情・外傷を強制的に共有させる憤怒の権能に対抗できるかもしれません。
色欲カペラはヴィルヘルムとガーフィールが、強欲レグルスはスバルとラインハルトが、そして暴食はユリウスとリカードが担当することに。
各々、相手とその陣営には少なからぬ遺恨が。
カードは揃った。準備もできた。押し込まれるのはここまでだ。いざ、反撃!
まずは強欲のふざけた結婚式をぶち壊す!
花嫁たちを番号で呼ぶ強欲に名前の素晴らしさを説くエミリア。名前には「想い」がこもっているのだから。
そこに登場したスバル&ラインハルトが渾身の名乗り。
『この結婚式に物申すってなぁ。その花嫁、攫(さら)わせてもらうぜ!』
というところで前半戦「襲撃編」は幕。続く「反撃編」は年明け2月から(来週からは3前半の再放送)。
長ぇなぁおい。
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