2013-04-01から1ヶ月間の記事一覧
冒頭、南アフリカの遺跡発掘現場。お宝発見!と思いきや何かの力が働いて全員血まみれ昇天。ここに「何か珍しくて禍々しい掘り出し物ないかしら」と物色に来た女性が、インドシナの民芸品店あたりで売っていそうな彫刻(写真上)を拾ってお持ち帰り。持ち帰…
『ロボ、やめろ! やめてくれ! 僕の声を忘れたのか?! ロボ!』同じ横山光輝原作ですが、「鉄人28号」は操縦者次第で善にも悪にもなるリモコン式。“♪敵に渡すな大事なリモコン”であり“♪善いも悪いもリモコン次第”な訳です。対して「ジャイアントロボ」は指…
昭和59年4月19日。東京蔵前国技館。 超満員札止め。立錐の余地無し。 猪木率いる正規軍と長州率いる維新軍の全面抗争終着駅は、柔道方式の勝ち抜き戦。 勝敗の鍵を握る出場順が記された紙がウィットネスである野末陳平氏に渡され、それを古館伊知郎が読み上…
ニャル子さんの構成要素を「ストーリー」「エロ」「掛け合い」「アクション」(パロは全項目共通)だとすると、理想的なバランスは、1:4:4:1くらいなんじゃないかと思います。 その意味ではちょっとアクションの比重が高すぎたかな。 「這いよれ!ニャル…
いい女が、深夜のコイン・ランドリーでエライ目に遭うという“ワン・シチュエーション・ホラー”…なのですが、少々(いやかなり)狙い過ぎ。75分という尺をもたせるために様々な工夫が施してありますが、青息吐息。倍速で観ても長く感じました。「サイレント・…
「おまえさんの言おうとしていることが、だいたい理解できました。『あしゅら湯は何処か』と,こう言いたいのじゃな?」シュールな展開はうる星の(いや押井の)お家芸ですが、本作もその系譜に連なる傑作の1本。「うる星やつら/第53回76話・決死の亜空間…
ブエノスアイレスに程近いメキシコの田舎町。長距離バスから降り立った5人の女。何故か全員一人旅。偶然の出会いでしたが目的地は同じ様子。ここから電車に乗り継ぎ…なのですが、駅はどっち?『今から教会に行くから途中まで案内してやろう』親切な売店のお…
英国TOTALFILMが「映画の血生臭い瞬間ベスト50(50 Goriest Movie Moments)」を発表しました(ご丁寧にも動画付き)。栄えある1位は「ブレインデッド」の“芝刈り機マサカー”シーン。この切り口で50本選べば、メジャー、マイナー問わず大抵の名作は押さえら…
13年の眠りから覚醒した男。両手には対の大型拳銃ケルベロス。 圧倒的な力で生体兵器オーグマンを殲滅していく男を見つめる一人の少女。 『この人がブランドン…ブランドン・ヒート!』 それは亡き母マリアを愛した男、父・ビッグ・ダディの見込んだ男、そし…
セラエノとアラオザル。クトゥルーの聖地巡礼2連発。 「這いよれ!ニャル子さんW/第2話・セラエノ図書館戦争」(2013年4月15日放送/政木伸一演出) まずはセラエノ。セラエノは牡牛座の中にある散開集団プレアデス星団の恒星ひとつ。 真尋さんは「地球…
米クラシック・ロック系サイトUltimate Classic Rockが「リッチー・ブラックモア(Ritchie Blackmore)のベスト・ソング TOP10」を発表しました。キャンディス・ナイトと手を取り合って“コスプレ吟遊詩人”となってしまったリッチーを何故今? 選ばれたのは以…
メーカーの限定生産終了に伴って2万円超えのプレミア価格がついてしまった「大魔神 アラカツマ モノクロVer.[ハイパーホビー誌上限定版]」を(良心的価格で)入手しました。 メーカーは海洋堂。 海洋堂と言えば、「特撮リボルテック」バージョンの大魔神…
「エレン、お前が母さんを助けられなかったのは、お前に力がないからだ。 俺が…俺が巨人に立ち向かわなかったのは…俺に勇気がなかったからだ!」弱い奴は泣くしかないのか…あいつら、この世から…駆逐してやる…この世から…一匹残らず!100年ぶりの巨人襲来。…
完全に1週遅れになってしまいましたが、後追いレビューを開始します。 「這いよれ!ニャル子さんW/第1話・進撃の邪神」(2013年4月8日放送/池田重隆演出) 写真上はOP開始直後のニコ動画像。 物凄い弾幕(笑)。画面が全く見えません。 新OP「恋は…
三國連太郎さんがお亡くなりになりました。4月14日。急性呼吸不全。90歳。大往生です。「飢餓海峡」「皇帝のいない八月」「復讐するは我にあり」「金環蝕」…好きな出演作は沢山ありますが、その存在感において他の追随を許さないのが、 「犬神家の一族」(1…
前~中盤にかけてはどちらかと言うと“ギロチン帝王と愉快な仲間たちによる底抜け地球侵略ゲーム”でしたが、終盤突如ギアトップ。 クライマックスに向けた怒涛の重厚エピが展開します。その鏑矢が、 「ジャイアントロボ/第22話・殺人兵器カラミティ」 (1968…
“その日、人類は思い出した。 ヤツらに支配されていた恐怖を…。 鳥籠に囚われていた屈辱を…”原作そのままの独白に導かれてついにアニメ版が進撃を開始しました。ファンが多い分、期待値アゲアゲな(作り手にとっては)四面楚歌に近い状況ではありますが、ま…
『テン・フォー。了解』 『テン・テン。よろしく』 数ある円谷作品の中で(「恐怖劇場アンバランス」と並んで)最も地味な、しかし最も自由なシリーズ、それが、 「緊急指令10-4・10-10」 (1972年7月20日~12月25日放送) 大学教授の毛利春彦(黒沢年男)が…
永遠の苦痛という甘美な悦楽世界へ誘う地獄の門を開く鍵、「パズルボックス(ル・マルシャンの箱)」を入手しました。 US直送。5,000円(後で調べたら定価$20でした。すげーボッタクリ) 出典は言わずと知れた、 「ヘル・レイザー」(1987年/クライヴ・…
製作は国際放映なので系列としては東宝なのですが、印象は東映プログラム・ピクチャー。 三角マークが透けて見える熱い男の物語です。 「ワイルド7/第1話・復讐のヘアピン・サーカス」 (1972年10月9日放送/長谷部安春監督) 金塊強盗団を“退治”するオー…
駄目さ加減が突き抜けると一種の爽快感に変わる、という生態反応は「プラン9」や「ロボット・モンスター」等が証明しているわけですが、本作も脱力の殿堂入りに相応しいトラッシュな名作です。 「魔の巣 MANOS」 (1966年/ハロルド・P・ウォーレン監督) …
久しぶりにご尊顔を拝せたのは嬉しい限りですが、一瞬我が目を疑いました。老けたな、ルー・ダイアモンド・フィリップス。 「メタル・トルネード」(2011年/ゴードン・ヤング監督) 大気圏外で太陽フレアを吸収して無限のエネルギーを確保するヘリオス計画…
恨みの対象は上院議員ですが、復讐の対象は本人プラスそんな馬鹿に投票したワシントン市民。予算を削られた科学者の恨みを知るがいい!いやあ、これ同じモチーフで日本版作ってくれませんかねえ…。「TATSUMAKI-タツマキ-」(2011年/トドール…
「主人公と主役ロボットの初対面は“いきなりそこに巨大な顔がある”でなければならない」(庵野秀明) 「トップをねらえ!」レビュー時にご紹介した“いきなり顔の法則”です。 あの時は、“見上げる系”に「ジャイアントロボ」をカテゴライズしてしまいましたが…
リメイク版キャリーのフルトレーラーが公開されました。尺は2分32秒ですが、全部入っています(笑)。何か本編観たような気になっちゃいました。いくら大半の人がストーリー知ってるからってちょっとサービスし過ぎじゃないか。シャワールームのあのシー…
昭和のプロレスを回顧するジジイの能書き企画第二弾。 今回は全日本プロレス。ネタビデオは、 「ジャイアント馬場 ザ・ベスト・オブ・ザ・ベストVol.5」 (1995年発売/VAP) 主役は不沈艦スタン・ハンセンと超獣ブルーザー・ブロディ(当時の呼称は“ミラ…
本作を観て印象に残るのは霊の描写の怖さでも、死後の世界のオチでもなく、 “神の名を唱える輩にロクな奴はいない” という事実でしょう。原理主義者の独りよがりな正義の押し付けがどれだけの不幸を撒き散らして来たか…。歴史を振り返るまでもありません。 …
離婚調停中の女が、取り急ぎ入居した賃借物件でエライ目に遭う、というと「ダーク・ウォーター」(「仄暗い水の底から」)ですが、ネタ的には1stルパン「タイムマシンに気をつけろ」のホラー・リメイクと言った方が近いかもしれません(我ながら酷い例えだ…
狂犬病感染者はジャージー・デビルの夢を見るか。 ニュー・ジャージーの森に潜む伝説の怪物、ジャージー・デビル。おっとアメリカ版「レイザーバックか?」と思いましたが、蓋を開けたら“疑心暗鬼ホラー”でした。 「デビルズ・フォレスト/悪魔の棲む森」 (…
鳴り物(弔鐘?)入りで始まった“約半世紀ぶりの続編”「ネオ・ウルトラQ」が終了しました。 途中、完全に興味を失ってリタイア状態。最終回くらいと思って再チャレンジ…したのですが、結果は玉砕。 結局、何だったんだ、このシリーズ? 「ネオ・ウルトラQ…