2014-09-01から1ヶ月間の記事一覧
“だが、その全てを記すには、あまりにも時間が足りない。 よって今は金木研という名の少年 彼の心の補完について語ることにする” もし、このエピソードの冒頭にテロップを入れるとしたら、こんな感じになるのではないでしょうか。 「間違っているのは僕じゃ…
名づけて“ザ・フィスト・チョーク・フィナーレ”。ジャケットの解説によれば、“映画史には残らないが、あなたの記憶に残る事、間違いなし”なエンディング。心躍るネーミングじゃないですか。ザ・フィスト・チョーク・フィナーレ。果たしてその実態は…。 「13…
『その覚悟のある者だけが、このラインを越えなさい!』 地面に引かれた1本の短い線。野球未経験の女学生が年上男子の野球部に戦いを挑む、そのためには彼ら以上の練習をしなければならない。 その覚悟のある者だけが、越える事を許される線。それは通過儀…
美しい湖が広がる(それ以外は探しても何もない)風光明媚なド田舎。『君が来るのが日中だと嬉しいんだけどね』え、今、夜なのか? 明らかに昼間だが。『ボートに乗ってみるといい。月夜の湖は最高だよ』ん? まだ真昼間だが、夜になったら、という話なのか…
「締まりの悪い…締まりの悪い女とは思われたくないからな!」 予てより切望しておりました1期のBD-BOXが発売される事になりました。 本編BOXが12月24日発売で31,849円。OVA&OADが来年1月21日発売で20,730円。 ううむ。分けるのか…。両方買うと定価52,579円…
「さばげぶっ!」(←終わってしまいましたね。2期切望)に影響されてエアガン/電動ガンに手を出してしまったのは9月13日(土)にご紹介した通りなのですが…軽く嵌ってしまったようで…。 今度はエア・リボルバーを買ってしまいました。 「ドットサイト付コ…
シリーズ屈指の緊迫感と脱力感を同時に繰り出す離れ業。これは最早シュール・リアリズムと呼んで良いのでは…。「西部警察PARTⅢ/第32話・杜の都激震!!~第33話・仙台爆破計画」(1983年12月18日・25日放送/小澤啓一監督)実験用高濃縮ウランが強奪された!…
(Sレート二人を相手に一人で…。私にもできますか? 真戸さん!) 「身体能力で劣る人間が如何にしてグールとの戦いに勝利を収めると思う? 狡猾である事だよ、亜門君。正義の下であればどんな卑怯も許される。 私のクインケで“クラ”というのがある。あれは…
そのタイトルの類似性から「武器人間」のおまけみたいな扱いになっていますが、絶対にこっちの方が面白いです。何よりちゃんとした“映画”になっています。低予算をアイデアでカバーしたB級の鑑。「兵器人間」(2013年/ライアン・ベルガルト監督) アラン君…
「サランドラ」と並ぶ東宝東和の“神(をも恐れぬ悪)業”宣伝代表作。 今、同じことをやったらJAROはどう出るのでしょう。想像するとわくわくしてしまいます(神業宣伝について知りたい人はこちら 「バーニング」(1981年/トニー・メイラム監督) 今の基…
『一殺多生。浮かばれぬ哀れなひとたちを成仏させるためなら、あたしは喜んで地獄に落ちます』 なりふり構わぬパクリ攻勢で必殺シリーズを追い込んだ影同心ですが、2作で幕となってしまいました(やはり殺しの行動原理が義憤って所に無理があったような気が…
「愛好会だって星は見られるんだから、部にこだわらなくてもいいと思うぞ」 「それじゃあ、わたしたちが楽しむだけで終わっちゃうもん。わたしはね、皆に見上げて欲しいんだ、わたしが感動したこの空を!」 先輩が卒業し、後輩が進級し、新入生が入部し、サ…
「本当の自分など探す必要はない。もう分かっている。私はヒットガール」 続編を作るタイミングって本当に難しいです。 子供だったクロエはキャリーとなって初潮を迎え、とぼけた3枚目だったアーロン君は海軍の爆発物専門家としてゴジラと対峙するマッチョ…
「本当に丈夫だよ。だったら、これはどう!? これはどう!? これならどう? 凄ぇえ!全然壊れねえ!」 鷲掴みにしたカネキの頭を壁、床、カウンターに叩きつけていくヤモリ。一面に飛び散るカネキの血。 「勝手? 勝手を振る舞えるのは強者の権利だよ」 …
朗々と流れる慕情のテーマ。波打ち際を走る男と女。このオープニングだけで、この映画のメッセージが明確に伝わってきます。“考えるな! 感じるんだ!”受け取れた人には至福の110分が待っています。 「グリース」(1978年/ランダル・クレイザー監督) 1977…
BOXと言っても中身は1枚。全12話をBD1枚に詰め込んだGJ部仕様 でお値段約5千円。国内版BDは(特典は盛り沢山ですが)、1枚2話収録で定価7,560円。全話揃えると45,000円越え(amazon価格で買っても33,000円越え)。比較的動きの少ない作品に限定されますが、…
ただのワニ(と言っても10m級のクロコダイルですが)をU.M.A.(未確認生命体)と言い張る東宝東和の(いつもの)大風呂敷に公開当時は大いに憤ったものですが、最初からワニだと思って観れば、なかなかに面白い作品じゃないですか。 「U.M.A. レイク・プラシ…
私は元来“モデルガン派”なのですが、「さばげぶっ!」を観ていたら“弾の出る奴も欲しいな”という気になってしまいました。とりあえず扱いの簡単そうなエアガンと電動ガンを一丁ずつ。普段、エアガンの価格など気にしたこともなかったのですが、なんですか、…
最終回目前にして、モモカの下衆っぷりが最高潮。ついに宇宙公認となりました。 「さばげぶっ!/Mission10」(2014年9月8日深夜放送/守田芸成演出) 何の前振りもなくジャングルで遭難したさばげ部一同(もう設定が無茶苦茶だ…)。 彼女らの後ろには光学…
先月、“5万回斬られた男”福本清三氏が、初主演作「太秦ライムライト」で第18回ファンタジア国際映画祭(@モントリオール)で最優秀主演男優賞を獲得したという嬉しいニュースがありました。 この“5万回斬られた”の中に“撃たれた”が含まれるのかどうかは分か…
良く練られた脚本だと思います。伏線の貼り方が巧く、キャラも立っています。 それでもやはり蛇足と感じてしまうのはそれだけ1作目が良く出来ていたという事でしょうか。 「インシディアス 第2章」(2013年/ジェームズ・ワン監督) 前作から直球で地続き…
『愛? これが愛なの?』 『分かんないわよ! わたし、バカだもん! でもこれは、自分で決めた事だわ!』 相変わらずの下品無双な展開に苦笑していると、直球の感情か居合い斬りのように混入してくるので要注意です。 「そらのおとしもの f(フォルテ)[北…
「ドクター・モローの島」のコメ欄で“今度、マッド・サイエンティスト特集でもやりましょうか”とか言い垂れてしまったので、有言実行いたします。 とりあえず範囲設定。 広くサイエンティストとしてしまうと、オッペンハイマーのような人も範疇に入ってきち…
スティーブン・セガール36歳。若い、そして細い。 「刑事ニコ/法の死角」(1988年/アンドリュー・デイビス監督) 冒頭、自身の写真をコラージュしながら、生い立ちをモノローグで説明。7歳でイタリア移住者としてシカゴに移り住み、17歳で来日、合気道を…
リブート版「マッドマックス(MAD MAX FURY ROAD)」の日本公開が2015年夏に決まりました。 気になる邦題は「マッドマックス/怒りのデスロード」。 ううむ…。素直に「フューリーロード」で良かったのではあるまいか。何か物凄くB級臭漂うタイトルになって…
『遺書があったでしょう? ない? なら書けばいいじゃないですか』 夏(もう9月ですが)と言えば「日本のいちばん長い日」とこの1本。 「日本の熱い日々 謀殺・下山事件」(1981年/熊井啓監督) 1949年7月5日に行方不明になった国鉄初代総裁・下山定則が翌6…
「ひやみっつな」 「はい、お冷みっつお願いしまーす」 「は~い、コーヒーみっつ、よろしくどうぞ!」 「カツカレーみっつな。よしゃ、分かった」 都会ならただのぼったくり喫茶ですが、下町の商店街だとこれが人情に見えるから不思議です。 「それでも町は…
英国TOTALFILMが「海外で作られたトンデモ映画ポスター25選(25 Baffling Foreign Movie Posters)」を発表しました。 こればかりは観てもらわないと酷さ、あいや面白さが分かりません。ランキングは無視して幾つかご紹介します。 まずは、分かりやすいこち…
「貴様らに一度聞いてみたかった。罪の無い人々を平気で殺め、己の欲望のまま喰らう。貴様らは何故存在している? 親を殺された子供達、残された者の哀しみ、孤独。貴様はそれを考えた事があるか? 答えろ!」 「訳も無く命を狙われる恐怖…あんたに分かる?…
1982年7月26日に文芸地下で観て以来、実に32年ぶりの再見。日陰暮らしを余儀なくされている感が強い作品ですが、見所一杯の佳作です。 「ゴジラの逆襲」(1955年/小田基義監督) 社会派ズッシーン!な「ゴジラ」とエンタメどっかーん!な「キンゴジ」に挟ま…