2016-03-01から1ヶ月間の記事一覧
最近のダニー・トレホは箔付けのため仰々しく登場し、さっさと見せ場作ってとっとと退場する“ヒット&アウェイ”を得意としていますが、本作もそんな1本。 「最強ゾンビ・ハンター」(2013年/ケヴィン・キング監督) 申し訳程度に薬物被害の説明があって、1…
身も蓋もないギャルトーク(JK版「誰もが知りたがっているのにちょっと聞きにくいSEXのすべてについて教えましょう」)という飛び道具を連発した反則シリーズも遂に最終回。 大トリのネタは、ギャル子とオタ子、お嬢の出会いを描いたエピソード1でした。 「…
確かに“不条理”“うっちゃり”“投げっ放し”は、かつての三池のトレードマークでした。 最後の最後にドラマの本質を足下から崩してしまう。所謂「ありえねー!」な展開。 しかし、崩すためにはまず積み上げないと。 「デッド・オア・アライブ 犯罪者」も終盤ま…
『随分楽しそうっすね』 『私はね田中君、ゲームをやるときはいつもHARDモードでプレイするんだ』 『はあ…なんすか急に?』 『難易度は…高ければ高いほど面白いってことだよ』 すみません、私はまずEASYモードで様子見ます。でも「地球防衛軍」はHARD→HARDE…
『酔っ払い、ヤク中、死に損ないのヤクザ、皆役立たずだ。だが俺たちには神様、42ドル50プラス1マイル50セントの大事なお客様だ!』119番を無料タクシーの予約センターだと思っている戯け者が後を絶たない日本と違い、(州によって違うようですが)アメリカ…
『魔法って何ができるの?』 『ゆずかは水を操れるね』 『ちっ! 水じゃ売れないわね…』 『今日は早いんですね、お父さん』 『部長と課長が倒れてね。労働基準監督署の監査が入るとかで、早く返してもらえたんだ。社員想いの社長のおかげで、5年3ヶ月と6日…
僅か10話の短期決戦。あっという間の最終回。 これまで名前だけが何度か出てきた“機動要塞デストロイヤー”がついにお目見え。 その正体は多脚機動型搭乗兵器。要するに巨大な蜘蛛型ロボットです。 ラスボスと言えば蜘蛛。「コッペリオン」でもラスボスは巨…
結成から50年。超長寿バンドとなったスコーピオンズ。 「ハリケーン (Rock You Like a Hurricane)」(1984年発表)1曲とってみても、「ナイト&デイ」「ロック・オブ・エイジズ」「ウォーム・ボディーズ」などで使われており、ジャンル問わずサントラ御用…
『拷問か。火責めは試したか?』 『火責め?』 『軍隊で習わなかったのか? ガス・バーナー持って来い』 イスラエルの軍事教練にはそういう実習もあるんですか? 『いい匂いだな。この匂いに飢えていた。最近は野菜中心でね。これなら一晩中やってもいいな』…
ロボットと自我。定番中の定番。 高性能AIが育む人間性。一見、ヒューマンな仕上がりになっているのですが、あちこちに垣間見られる歪(いびつ)さが、この映画のフリークス性を際立たせています。 「チャッピー」(2015年/ニール・ブロムカンプ監督) 201…
『では時刻規制を実施する。十秒前!九 八…三 二 一(ひと)…今!』 カウントダウンひとつで“らしさ”を演出。 因みに私が昔ビデオ撮影現場(AVじゃないぞ)でADみたいな事をしていた時は、キューサインとの混同を避けるため、9を“ここのつ”と言っていました…
アカデミー賞11部門制覇という前人未到の偉業を成し遂げたウィリアム・ワイラーの大傑作をリメイクとは(勇気があるなあ…)。 現在、ポスト・プロダクション中ですが、先行して予告編が公開されました。 「ベン・ハー(の予告編)」(2016年/ティムール・…
お話そのものは実に凡庸です。嵌められて投獄された男が脱獄してお礼参り。それだけ。しかし、そこは石井輝男。ストーリーよりも絵面(えづら)で勝負。女は意味もなく熱湯をかぶって顔面が爛れ、男は雪中全裸で狂い死に。頭は風船のようにひしゃげて破裂。…
『谷間は作れる!』全下着メーカーが座右の銘とすべき名台詞だと思います。「大家さんは思春期/第10話・大家さんは成長中」(2016年3月13日深夜TOKYO MX放送/小川優樹監督)クラスメイトの真由と雪がチエの家に遊びに(しかし、そこは前田の部屋だ!)。偶…
『この国は何も変わっていない。いまだに15の秘密警察機関があって誰でも逮捕される』 この国とはシリア・アラブ共和国。ある意味、本作の主役です。 「ノンストップ 救出」(2012年/ルバ・ナッダ監督) 外国で消息を絶った娘を奪還しに行くお父ちゃん、と…
『窒息死には段階がある。数十秒ならほぼ無症状。30秒から1分で急性呼吸困難。1分から3分で痙攣・意識消失・昏睡。そう。ポイントは死ぬまでに時間がかかるというところだ』 流石、医師を目指していた受験生。知識の範囲は広く深い。ただ、その知識をビタ一…
ロードマップ1枚入手するために雑貨屋の兄ちゃんと保安官殺した挙句、店を爆発炎上させて去っていく愉快な兄弟、ゲッコー・ブラザーズ。 ご存知「フロム・ダスク・ティル・ドーン」の冒頭部。 軽快でいながら、二人の行く末も暗示するようなオープニング・テ…
『素晴らしい! 素晴らしすぎる! 誰もが常に賢者タイムでいられれば争いなんて起こらない!』 国の為政者が胸に刻んでおくべき箴言だと思います。 にしても今回はよく揺れる。私も祝福を送りたい。 「この素晴らしい世界に祝福を!/第9話・この素晴らしい…
プログレの代名詞のひとつ『エマーソン、レイク&パーマー』のキーボード奏者キース・エマーソンがお亡くなりになりました。 2016年3月10日。カリフォルニア州サンタモニカの自宅にて。死因不明。71歳。 ハモンド・オルガンの可能性を追求した男として、また…
allcinemaのニュースを見ていたら“リン・ローリイ主演のホラー「MODEL HUNGER」の予告編が…”。 リン・ローリイ?! リン・ローリイって「クレイジーズ」「シーバース」「処刑軍団ザップ」のリン・ローリイか?! 彼女ぼちぼち70だぞ。それがホラー映画の主…
乱気流を抜けると、そこは戦場だった。 「エアポート2015」(2015年/エミール・エドウィン・スミス監督) ダラスからヒースローへ向けて飛び立ったAI42便。到着間近に突如発生した乱気流を抜けると、眼下には戦場が広がっていた。42便を出迎えたのは、ユン…
『ここで騒ぎを起こしたらマスコミや他国から一斉に叩かれますよ。選挙も負けますよ。いいんですか?』 『やるべき事をしないで後悔するよりは選挙で負ける方が俺はいいね!』 『中立的なジャーリズムなんて存在しない』 『そんな!それじゃ私たち受け手側…
『MAX.…My Name is MAX. That’s My Name』 “ドラマとは名乗りである”…曼荼羅畑が繰り返し主張するテーゼですが、本作もまた名乗りで〆られておりました。27年ぶりに蘇った鋼鉄と爆炎の神話。 「マッドマックス/怒りのデス・ロード」 (2015年/ジョージ・ミ…
クーデターものの定石はその動機と準備をきっちりかっちり描きこんで、決起を中盤のクライマックスに、その顛末を終盤にもってくることである(と今勝手に決めた)。 なので、時代背景をナレーションで済ませ、アバンで密会、タイトルで決起という立ち上がり…
二度に渡る寝落ちを乗り越え、見終わった感想は…。 『どこがスピーシーズやねん!?』 ジャンル映画は騙されるのも醍醐味ですが、ならせめてもちっと面白くしてくれよ。 「スピーシーズ・リターン/種の終焉」 (1998年/ブライアン・ユズナ監督) 精子極薄…
ジャケのデザインに釣られて「ウルトラQ」の北米版DVDを購入。 ジャケ裏にはしっかり“color”と表記されているので『総天然色版か!?』と思いましたが、中身はオリジナル・モノクロ。 カラーなのはジャケとメニュー画面とディスク(5枚組み)のみでした。 ピ…
チエちゃんの管理するアパートはお風呂無し(完全に一刻荘だな)。必然的に住民全員銭湯通い。お風呂回です!「大家さんは思春期!/第8話・大家さんは銭湯通い」(2016年2月28日TOKYO MX放送/小川優樹演出)チエ、麗子、前田の3人は揃って銭湯へ(このシチ…
ミスター・エアポート、ジョージ・ケネディ氏がお亡くなりになりました。 (snowmanさん、情報サンクスです) 2016年2月28日。91歳(恐らく老衰)。 ジョージ・ケネディと言えば何はさておきエアポート・シリーズ(全て違う人間なのになぜか役名は必ずジョー…
Here comes your hero, stand in line, Straight as an arrow, stand in line 英雄の凱旋だ。列を作って出迎えろ。 弓矢の様に真っ直ぐに。一列に並べ。 イングヴェイの後任ギタリストとしてアルカトラスのオーディションに臨み、見事落選(合格者:スティー…
よもやここまで古典的なゾンビ映画を観る事になろうとは。 監督は「フィースト」「ピラニア リターンズ」撮った人。製作がアサイラムで買い付けがアルバトロス。で、主演がダリル・ハンナ。 どんだけはっちゃけた(酷い)ゾンビものになっているのかと思え…