デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

コッテコテ古典。 ゾンビ・ナイト

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よもやここまで古典的なゾンビ映画を観る事になろうとは。
 
監督はフィーストピラニア リターン撮った人。製作がアサイラムで買い付けがアルバトロス。で、主演がダリル・ハンナ
 
どんだけはっちゃけた(酷い)ゾンビものになっているのかと思えば、良く言えば超オーソドックス、素直に言えば新しい試みなどビタ一文存在しない出涸らし映画でした。
 
「ゾンビ・ナイト」2013年/ジョン・ギャラガー監督)
 
原因不明で死者復活。世界中がパニックに陥る中、家族を守るために奮闘するお父ちゃんお母ちゃんのオールナイトな攻防戦。
 
ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」を下敷きにしているのですが、登場人物が馬鹿ばっか。逃げるにしろ戦うにしろ創意工夫というものがありません。


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墓地から這い出してくる死者をじっくり観察するお父ちゃん。とっとと逃げろよ!
 
これで演出に多少なりとも緊張感があればまだ観られたものになったのですが、ユルユルグダグダ。


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要塞警察」リスペクト…じゃないよね?
 
ゾンビになるには一度完全に死なねばならず、噛まれただけで即感染とはならないことと、活動限界にエル・ゾンビⅡ」設定を取り入れているのがちょっとした工夫と言えなくもないですが、新鮮味はゼロ。
 
これを観るなら正規の古典(無許可リメイクとも言いますが)悪魔の墓場を観る事を強くお薦めします。
 
ついでにフィースト・シリーズのレビューもどうぞ。

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