
本日7月24日は「劇画の日」
1964年(昭和39年)の今日、青林堂の創業者・長井勝一氏が劇画雑誌の「月刊漫画ガロ」を創刊しました。
「ガロ」と言えばつげ義春。
つげ義春と言えば「ねじ式」が有名ですが、負けず劣らずマニアックなファンを獲得しているのが「必殺するめ固め」(1979年)
残念ながら発表誌は「ガロ」ではなく日本文芸社の「カスタムコミック」。
至る所に温泉が湧き、各家庭に漏れなく露天風呂があるとある山村。
ここで美人の人妻(に限りませんが)を物色してはモノにしている褌一丁の男が主人公。
目をつけた人妻の後をつけ、痴漢行為に及んだ所を旦那に見つかりますが、「必殺するめ固め」を繰り出して返り討ち。
これが「必殺するめ固め」だ!

男は人妻を自宅に案内させ、旦那の見ている前で蹂躙。実は本作、本邦初の「ネトラレ漫画」なのかもしれません。
「必殺するめ固め」のパロディは「究極超人あ~る」の宴会芸「ひとりするめがため」として完成形👇を見ますが、ここにもうひとつ、実に微妙な引用をしている作品があります。

それが
「ぱにぽにだっしゅ!/第24話・死して屍拾う者なし」(2005年12月放送/尾石達也演出、新房昭之監督)
そのCパート。一瞬映る布団からはみ出た足。暗くてよく分かりませんが、無理矢理明るくすると、するめ固めを掛けられた旦那のように見えます。
直後の(レギュラー女性陣が温泉に浸かっている)カットでは、温泉の底が抜けているという描写が。

これは「必殺するめ固め」の舞台になった村の温泉が全部繋がっている(男はこの湯路を伝って女を襲いに行く)事に対応していると思われ、併せ技1本で「必殺するめ固め」パロディーとする事ができるのではないかと。
…にしても分かり難い引用だなあ。
因みに「ぱにぽにだっしゅ!」第24話、サブタイは「大江戸捜査網」ですが、中見は「新・必殺仕置人」をベースにした時代劇なんでも来い!なパロディ作(一応「必殺」繋がり)。

虎の会まるごと。EDも「あかね雲」系でまるっと。

たださえシュールな作風なのに、時代劇にした上にほぼ全カットに何かのパロディが潜り込んでいる野心作です。
ちょっと怒られそうなゲストキャラも。

悪徳奉行べきえもん(レベッカ宮本)に取り入る悪徳商人・柏木優麻が禁句を口にして『お口にチャック』と言うのですが、二度目の失言の時は、
『お口にチャック・ノリス』
ここで終わらせず、メソウサに
『あの~チャック・ノリスって何ですか?』
と突っ込ませて、「そのシーン」を挿入する念の入れよう(素晴らしすぎる!)。

いやあ、「劇画の日」から景気よく横っ飛びしたな。満足です。
★つげ義春関連
★チャック・ノリス関連
★「ぱにぽに」のおさらいはこちらから。
☜ランキング投票です。ひとりするめがためが出来る方はワンポチを。
★本日のTV放送【13:40~テレビ東京/午後のロードショー】