2017-10-01から1ヶ月間の記事一覧
昨日の「高慢と偏見とゾンビ」繋がりで。文芸ゾンビのオリジンと言えるかもしれません。 「私はゾンビと歩いた!」(1943年/ジャック・ターナー監督) この『東スポかよ!?』なタイトル(原題もI WALKED WITH A ZOMBIE)で敬遠されている方も多いのではな…
And that her arms are surprisingly muscular, yetnot so much as to be unfeminine. (あの腕の筋肉に女らしさを感じる) 人間どこに惚れられるか分からないものです。 「高慢と偏見とゾンビ」(2016年/バー・スティアーズ監督) 18世紀末。英国の田舎町…
『こういう時は上目遣いで「いっぱい出たね」っていうのよ』 『1歳に何を教えてる?』 ところでその脛毛人足のついたクマのぬいぐるみはどこで売っているんだい? そのDNAは母から。受け継がれる誤った性知識。 「僕の彼女がマジメ過ぎるしょびっちな件/第3…
『京(みやこ)は可児公の本を読んだことあるか?』 『ないけど…』 『お前が将来作家を目指す予定が無いなら読んどけ。 あれを読まないのは人生を損してる。 俺の本なんて読んでる暇があったら可児那由多の作品を読め…』 文才が劣っているから対等につきあ…
『お前にわかだな?アニメ好きになったの最近だろ?』 『ま、まぁ…』 『だったらあれでいい。知ったかぶりはするな。相手の話は聞け。 そして自分の好きな話に強引にもってはいくな』 ありがとうございます猫先輩。心に刻んでおきます。 「アニメガタリズ/…
川っぺりの階段に腰掛けた高校生二人がただダベる。脈絡無くダベる。 そんなものが映画になるのか。なっている。だから映画は面白い。 「セトウツミ」(2016年/大森立嗣監督) 意味不明なタイトルですが、主人公である二人、瀬戸小吉と内海想の苗字を繋いだ…
“その鍵は彼女だけが持っていて、俺は触れたことがない” 第11巻から待つこと2年と3ヶ月。(アニメと共に)燃えつきたか渡航、尾羽打ち枯らしたか渡航。今年4月に発売告知されながらも延期となった時は、もう11巻(=アニメ2期最終話)を以って完結でもいいか…
プロの殺し屋の仕事現場を目撃&撮影してしまった少女。駆け込んだ1軒の家。そこには1人息子に死なれ、妻にも逃げられ、今正に自分の頭をぶち抜こうとしている男がひとり。屋内型レオンの始まりです。「スタンドオフ」(2016年/アダム・アレッカ監督)イ…
中島GODZILLA春雄氏に続いて橋本DAIMAJIN力氏がお亡くなりになっていた事が分かりました。 10月11日。肺癌。83歳。 プロ野球選手時代(毎日オリオンズ)は存じあげませんが、俳優としてならまずは「大魔神」の“目”でしょう。 大魔神を大魔神たらしめている目…
《誰かが一番欲しいものはいつも他の誰かが持っていて… しかも持っている本人にとっては大して価値がなかったりする。 欲しいものと持っているものが一致しているのは凄く奇跡的な事で。 悲劇も喜劇も主に奇跡の非在故に起きるのだ。 この世界は大体全部…そ…
子供は殺しちゃ駄目!絶対! でもゾンビなら?子供を殺すためだけの設定(大人は感染しない)のようにも思えますが、まあ、やりたかったんでしょうねえ、殺戮運動会。 「ゾンビスクール!」 (2014年/ジョナサン・マイロット&キャリー・マーニオン監督) …
『たまには自分の最高の実力を出すべきだ。そうしないと知らない間に腕は鈍るものさ』 緑に囲まれた森の恵みの豊かな国。そこに住む人々は謙虚で質素に生きている素晴らしい人々。 そう聞いてやって来た国は旅人に殺し合いをさせて楽しむカリギュラの都でし…
ひねりが無いにも程がある直球タイトル。おまけに超低予算。期待の入り込む余地が視界の果てまで見当たりませんが…。 「ウルフ・コップ」(2014年/ローウェル・ディーン監督) この監督さん、「人造人間13号」撮った人ですね。 アル中の駄目警官ルー・ガル…
『お付き合いは初めてなので良い彼女になれるように頑張らなくては。とりあえず四十八手を全て暗記しますね』 もし、番組間トレードとか移籍なんて事ができるのだとしたら、是非この娘には「生徒会役員共」に転校して欲しいと思います。 誤った(性)知識の…
『妹で病むなら本望だ!』 タイトルからてっきり末期症状のシスコンの話かと思っていましたが、違いました。 妹という「存在」ではなく、妹という「概念」に妄執する男のお話でした。 「妹さえいればいい。/第1話・料理上手の弟と全裸の美少女と気の合う友…
『また帰ってきたんですか…邪魔にならない所で黙って座っててください』 また一人、危険な女を目覚めさせてしまったようです。 「ブレンドS/第1話・はじめてのドS」 (2017年10月7日深夜TOKYO MX放送/益山亮司演出) 海外留学を目指す女子高生・桜ノ宮苺…
『だ~め! 壮良もごろごろするの~』 酔ってクダ巻くちーちゃん。なんだよおい可愛いな。 「お酒は夫婦になってから/2杯め・みかんブリーゼ」 (2017年10月10日深夜TOKYO MX放送/橘さおり演出) 今日は休日、朝からお酒。『1日中家でごろごろしよ』とい…
『禁止されていないと言う事は…許されていると言う事ではないんだよ』 人殺しが許される国。てっきり中島らもの「日の出通り商店街 いきいきデー」みたいな展開になるのかと思いきや、とってもホラーなオチが待っていました。 「キノの旅 -the Beautiful W…
『昔の人も食糧不足だったんだよね?何で武器ばっかり作ったの?』降り積もる雪の中、命の痕跡すら残っていない廃墟の街をただ往く。生きているのは少女二人。運んでいるのはケッテンクラート。「少女終末旅行/第1話・星空 戦争」(2017年10月6日TOKYO MX放…
昨日の「ゾンビ論」の補足。 本書は“ゾンビ論”であって“ロメロ論”ではないので、当然もうひとりの勇、ルチオ・フルチに関してもページを割いています。 ご存知のようにフルチの代表作「サンゲリア」の原題は「ZOMBI2」。ロメロの「ゾンビ(ヨーロッパ公開タ…
『どうしてあらゆる局面で危機また危機なんだよ!』 「GAMERA1999」より南里プロデューサーの嘆き。 この度、会社が移転いたしました。事務方消耗品として契約から搬出・搬入まで立ち合い。結果、三連休に三連泊。ベッド代わりのソファも片づけられて最後は…
え~、わたくし事ですが、諸般の事情で徹夜が続いております。 三連休? なにそれ美味しいの? きっと今頃は「あいつ、良い奴だったよな」とか言われながら、お花に埋もれているんじゃないかと思います(香典替わりに「映画ブログ」「ブログ王」のバナーを…
『お礼に何を?』『俺が死んだら情けを』 「過去のない男」のちょっとグッときた会話。原語はフィンランド語ですが英語だと、 「What do I owe you?」「If you ever find me face down in the gutter,turn me around to my back」で、「もし俺がドブの中でう…
昨日、夏アニメが始まったと思ったらもう秋の陣。私もう完全に消費豚です。 恒例、第1話くらいは観てみよう第1弾は、 「お酒は夫婦になってから/1杯目・梅スプレッド」 (2017年10月3日深夜TOKYO MX放送/橘さおり監督) お独り様にはちょっとキツいタイト…
米ラスベガスで10月1日午後10時(日本時間2日午後2時)過ぎに起きた大乱射事件。 マンダレイ・ベイ・ホテルの32階から交差点挟んで斜前の野外コンサート会場に向かって銃弾の雨あられ(帝国ホテルから日比谷野音を狙う感じすかね)。 ラスベガス警察による…
Europe,Asia, cancer; we kicked 'em all in the ass! The only thing that can kill an Americanis another American!『ヨーロッパもアジアも癌も全て我々が撲滅した。アメリカを殺せるのはアメリカだけだ!』ちまちました箱庭レースを観て「こんなんデスレ…
ハリウッド版「GODZILLA ゴジラ」の続編「Godzilla: King of Monsters」の撮影が完了したそうです(マイケル・ドハティ監督が9月27日Twitterで報告)。 この監督さん、割と情報公開がマメ。撮影41日目には水中酸素破壊装置“オキシジェン・デストロイヤー”の…
『あなたのせいよ…あなたのことも百歩譲って仲間だと認めてあげるわ』 (だが堀北。俺はお前を仲間だと思ったことはない。お前も。櫛田も。平田も。全ての人間は道具でしかない。過程は関係ない。どんな犠牲を払おうとこの世は勝つことが全てだ。最後に俺が…
『ていうかさ、実際ちょっと値段高すぎじゃない?ゲームソフトってさ』 『そりゃまぁ6,000円とかって値段を見たら高いと思うけど…それより高いTシャツなんかもザラにあるだろ?』 『いやいやファッションはいいんだよ。生活必需品だから。でもゲームって何…
『子供から全てが始まる。民族の未来も。お前らに未来は与えられない。共産主義は劣等民族に宿る。根絶すべきだ。我々は使命を遂行する』 昨日紹介した「心に刺さる戦争映画25選」で堂々3位のソビエト映画。 「炎628」(1985年/エレム・クリモフ監督) 舞台…