2010-06-01から1ヶ月間の記事一覧
「これは、パラダイム、マウス・オブ・マッドネスと並ぶ“黙示録三部作”だ」 DVDでは「対訳」処理されていた音声解説がBlu-rayでは無事、「字幕」対応となりました(代わりに吹き替えがすっ飛びましたが…)。 南極・爆炎・男祭り。終焉は寂寞と索漠と・・。 …
はい、本日御紹介する商品は、マサチューセッツ州のミスカトニック大学医学部附属病院で働くお医者さん、ハーバード・ウェスト君が発明した死体蘇生薬です。 前作ではただ死体を甦らすだけだったのが、今回は何と!部位と部位を結合させて生き返らせちゃう優…
顔面が安っぽく爛れたゾンビが、機関銃乱射しながら全速力で追いかけてきたら・・怖い・・よな。うん、怖い。・・いや、やっぱ可笑しい。「ナイトメア・シティ」(1980年/ウンベルト・リンツィ監督)空港に降り立った謎の軍用輸送機(写真上)。中から出て…
『直感を信じないなら他に何があるんだ?』 仕事の成功譚を自慢タラタラに綴ったビジネス本読む暇があったらこの本100回読みましょう。 「恐怖の詩学/ジョン・カーペンター」(ジル・ブーランジェ著) カーペンターの映画には所謂「ディレクターズカット版…
劇場公開もしてもらえなかった差別表現満載の下品極まりないホラーパロディを、Blu-rayの高画質・高音質で観る・・なんという心豊かな行為でしょう。 「最終絶叫計画4」(2006年/デヴッド・ザッカー監督) 大昔、私の友人が「くりいむレモン」のLDを見つ…
続編が自分の望んだものと違ったからと言って文句を垂れるのは筋違いです。筋違いですが・・。お話の方向性ってそっちで良かったのかジョン・コナー?「ターミネーター4」(2009年/マックG監督) 前哨戦として、本編のサブキャラ女兵士ブレア・ウィリアム…
『何事だ、このキチガイ騒ぎは?!』 『どうせ、キチガイじゃ!』返り血で真っ赤に染まった海女装束。銛を片手に仁王立つ地獄の水先案内人。彼女の名前は白都真理。「人魚伝説」(1984年/池田敏春監督)原発誘致に揺れる漁村(ロケ地は志摩)。誘致に反対す…
「戦後」の「戦」がどの戦争を指すのか、は世代によって判断が異なるでしょう。 「1年戦争」だとする人もいれば、アストラギウス銀河を真っ二つに分けた「100年戦争」だとする人もいるでしょう(いるよな?)。 本日は新しい「戦後」のドキュメントを御紹介…
美術品とセレブを乗せた民間ジェットがこともあろうにバミューダ・トライアングルに墜落!(なんてこった!) 世界的に有名な魔の三角海域。ただで済むはずはありません。 次元断層か、宇宙人の秘密基地か、タイムスリップか、はたまた巨大海生爬虫類の登場…
「マッドマックス」が2作目で近未来アクションからデストピアSFになった時もぶっ飛びましたが、こいつは更に上手。 「ハイランダー2/甦る戦士」 (1990年/ラッセル・マルケイ監督) 首を切り落とさない限り死なない不死身の高地人ハイランダーの末裔が…
ある朝目覚めると、顔が無くなっていた・・。 うむむ。かなりコアなロメロ・ファンでもこの作品を擁護するのは骨が折れるぞ。 「URAMI~怨み~」(2000年/ジョージ・A・ロメロ監督) ヘンリー(ジェイソン・フレミング)は真面目で気さくでお人よし。…
平手造酒(みき)。仙台藩士だったが酒乱のため出奔し、笹川繁蔵に頼った。天保15年(1844年)8月7日、飯岡助五郎との闘争に病身で参加し闘死(以上Wikipediaより転載)。この時、飯岡一家に草鞋を脱いだ男がいた。盲いた居合いの達人。名を座頭市。「座頭市…
『弟と同じ時間に薬を飲まないと。シンクロニシティが大切なんだ』昨日の“一卵性双生児・姉妹編”に続く“兄弟編”。「戦慄の絆」(1988年/デビッド・クローネンバーグ監督)双子の産婦人科医エリオットとビヴァリー。立ち回り上手な兄エリオットと研究熱心な…
ホラーで双子・・もうそれだけで何かぞわぞわっとするものがありませんか? 「シャイニング」の廊下の突き当たりで微笑んでいる双子。 「八つ墓村」の小竹婆さんと小梅婆さん(しかも岸田今日子!)。 同じ顔が二つというだけでも十分怖いのに、これが癒着し…
『貴様、自分が何をやっているか分かっているのか?!』 『お前は?分かっているのか?』 『助けてくれ!俺はただ命令に従っただけで・・』 『自分の意思を持たぬのなら生きていても仕方あるまい』 致命傷含め欠点は山ほどありますが、ハカイダーの造型と宝…
「うる星やつらを支えていたSF的な道具立てを言葉だけで突破してみよう、と」押井守が「御先祖様万々歳」について語った時の語録です。あやかれば、「惑星ソラリスを支えていたSF的道具立てを設定だけで突破してみよう、と」という感じだったのではない…
「レスラー」観たら無性にミッキー・ロークの“昔の顔”に会いたくなりました。 「死にゆく者への祈り」 (1987年/マイク・ホッジス監督) スクール・バスを誤爆しIRAを足抜けした工作員ファロン(ミッキー・ローク)。ロンドンで偽造パスポートと引き換え…
トビー・フーパーと言えば問答無用で「悪魔のいけにえ」ですが、もう一本選ぶなら? 「スペース・バンパイア」も棄てがたいですが、私のお気に入りは、 「スポンティニアス・コンバッション/人体自然発火」 (1989年/トビー・フーパー監督) 1955年。ネヴ…
『元々風通しの悪い古い農家だったんだ』 『窓を全部毛布で覆って、照明だけで明かりを調整したんだよ』 『外の気温は40度を超えていたな。中は・・』 『衣装は1着しかなかったからね。2週間着っぱなしさ』 『ソーセージは2週間、同じテーブルの同じ場所…
9月に公開されるシリーズ最新作「バイオハザード アフターライフ」にシエンナ・ギロリーが出演するそうです。勿論、ジル・バレンタイン役で。 話のソースがミラ・ジョボのツィートなので、蓋を開けるまで何とも言えませんが、とりあえず復職おめでとうござ…
知性って何?な下ネタの濁流。下品の佃煮。 「最終絶叫計画」 (2000年/キーネン・アイヴォリー・ウェイアンズ監督) 無粋な説明ですが邦題は「“ラスト”サマー」「“スクリーム”」「ブレア・ウィッチ“プロジェクト”」の併せ技。原題はSCARY MOVIE。ホラー映…
ロバート・ジョンソンの「クロスロード伝説」をモチーフにした“ブルースの寓話”・・なのですが・・。「クロスロード」(1986年/ウォルター・ヒル監督)ロバート・ジョンソンが録音した幻の30曲目を知る老人ウィリー(ジョー・セネカ)とブルースに憧れる…
「なんや今アメリカで“エクソシスト”いうんが流行っちょるらしいで」 「なんやそれ?」 「悪魔の映画や。若い姉ちゃんが緑のゲロ吐くそうじゃ」 「おお、ええのう。うちらも作ろう。今作ろう。ついでやから“ローズマリーのなんとか”言う奴も混ぜたろ」 とい…
得体の知れない体液垂れ流しながら、総入れ歯外した婆さんが甘噛み攻撃・・。 子供が見たら「うえぇん、怖気持ち悪可笑しいよお」と泣き笑うでしょう。 お帰りなさい、サム・ライミ。 「スペル」(2009年/サム・ライミ監督) きっかけは些細な不親切。融資…
ここ数年でアホタレなリメイク時代劇(CG紙芝居含む)が大量生産されましたが、ようやっと真っ当な1本に出会えそうです。「十三人の刺客」(2010年/三池崇史監督)また役所?またジャニーズ?また山形映画村?また三池にビッグ・バジェット?と不安要…
藤田まこと、火野正平、梅宮辰夫に草笛光子。 恐らくシリーズ最高平均年齢(…と思いましたが、入れ違いとは言え中村鴈治郎と山田五十鈴と木村功が出ていた「必殺仕事人」1作目が最高平均年齢ですね、多分)の異色作が放送開始(@時代劇専門チャンネル)。 …
おいおい、ちょっと待て。ここまであからさまに違ったら完全に別の作品だろう。 「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序1.11」 (2008年Blu-ray/庵野秀明総監督) テレシネという“いらん遠回り”をしてしまったDVD版1.01。 フィルムの質感を再現すると言えば…
『綾波を…返せ!』 『やめなさい、シンジ君!ヒトに戻れなくなる!』 『僕がどうなったっていい。世界がどうなったっていい。だけど綾波は、せめて綾波だけは絶対助ける!』シンジ・・男になったなあ。「ヱヴァンゲリオン新劇場版:破 2.22」(2010年Blu-ray…
「水戸黄門」(TBS系)の、6代目助さん格さんが、的場弘司(41歳。代表作「九州やくざ戦争」)と東幹久(40歳。代表作「実録・広島四代目」)になったそうで・・。更にお銀(今はお娟か)は小池栄子誤報騒動の末、雛形あきこ(32歳。代表作「新・空手バ…
よく“人生を変えた1本”なんて言い方をいたしますが、間違いなくこれはそんな一本。但し、観た人の、ではなく作った人の。 「食人族」(1981年/ルッジェロ・デオダート監督) お待たせしました(いや、別に誰も待ってないと思いますが) 映画史上に燦然と輝…