デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

完全別物。 ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序[Blu-ray]

イメージ 1

 
おいおい、ちょっと待て。ここまであからさまに違ったら完全に別の作品だろう。

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序1.11」

(2008年Blu-ray庵野秀明総監督)


テレシネといういらん遠回りをしてしまったDVD版1.01。

フィルムの質感を再現すると言えば聞こえはいいですが、実態は明度ダダ下がりの真っ黒クロ助。

夜間はもとより、ちょっとでも影になった箇所はほぼ黒潰れ。第1次直上会戦なんか初号機手足の蛍光部分だけが光ってあとは真っ暗。

デジタル・マスターからダイレクトに起こした「破」のBlu-rayが素晴らしい仕上がりだったので、「序」も同工程を踏んだBlu-ray版1.11に買い直してみたのですが・・・。

いやあ・・なんじゃこりゃ? 本当に同じ作品か?

もう隅から隅まですっきりくっきり。夜間シーンなんか夜空の雲影まではっきり見えるではございませんか。

かと言って平板な明るさになっているわけではなく、明暗のコントラストはきっちり出ているという。

しかも、追加・修正シーンてんこ盛り(追加カット36箇所+修正カット99箇所、合計135カットが新撮。完全別物)。

DVD持っているからBlu-rayはいいやとお考えの方がいらっしゃいましたら、今すぐ悔い改めてBlu-ray版を購入することをお薦めいたします。

※但し、DVDの特典Diskに収録されていた「テロップ乱れ打ちバージョン」はそれなりに楽しめるので、DVDも捨てずに取っておくように。

※写真は「序」の全米公開版ポスター(これじゃただのロボット・アニメだな…)。