デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

全部許す。 ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破[Blu-ray]

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綾波を…返せ!』

『やめなさい、シンジ君!ヒトに戻れなくなる!』

『僕がどうなったっていい。世界がどうなったっていい。だけど綾波は、せめて綾波だけは絶対助ける!』

シンジ・・男になったなあ。

「ヱヴァンゲリオン新劇場版:破 2.22」(2010年Blu-ray庵野秀明総監督)

間違いなくBlu-ray普及のキラー・コンテンツになるであろう「ヱヴァ破」が遂に発売されました。

予約だけで80万枚超え。こりゃ初回出荷に間に合わんかなと思っておりましたが、ちゃんと販売店入荷日(つまり発売前日)に届きました。偉いぞ、Amazon

初回封入特典の「生フィルム」はセカンド・インパクト回想シーンで宙に浮いているロンギヌスの槍。・・・微妙(まあ、ハズレっすかね。因みに「序」の時は幻想電車の中のシンジ君でした)。

で、本編。劇場版から細かい追加・修正があってかなり新鮮。

BGM抑え過ぎという批評を見ましたが私は特に気になりませんでした。これでもか、というくらいクリアな多チャンネル録音です。

TVのハードな展開を破壊したリビルドに批判的な人もいますが、もうね、どうでもいいです(半笑い状態←ほぼ毎日観て呆けている)。

ラブ・コメのような展開も、過剰な萌えも、劇場では固まった「今日の日はさようなら」も「翼をください」も全て許します(最早名曲)。

新キャラ、マリと出会った直後、シンジのSDATが初めて27曲目を表示。新しい展開を暗示する名シーンです。

そして、エンド・クレジット後に真打登場、カオル君。

『シンジ君、今度こそ君だけは…幸せにしてみせる!』

やはり、新劇場版の構造って「デビルマン」(と言うか「バイオレンス・ジャック」)を意識しているような気がしてなりません。

ああ辛抱堪らん。早いとこ「Q」公開してくれ~!

「Q」鑑賞後追記:庵野ぉ、この感動返してくれぇ。

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