デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

#オカルト・ホラー

ここまで売り方を間違えた作品も珍しい。 トーク・トゥ・ザ・デッド

鶴田法男という監督さんとは相性の当たり外れが激しく、「恐怖新聞」を映像化した「予言」はいい感じでしたが、アメリカにお呼ばれしてまで撮った「マスターズ・オブ・ホラー」のひとつ「ドリーム・クルーズ」は(私にとっては)残念無念な出来でした。本作…

【スピンオフだったのか!?】ラ・ヨローナ ~泣く女~【と悪魔祓い選手権】

メキシコに伝わる「泣く女」ラ・ヨローナの伝説~嫉妬のあまり自らの子供二人を川に沈め、その後悔で怨霊化、以来、殺した子供の代わりになる子供を探して彷徨っている~を題材にしたホラー…なのですが…。 「ラ・ヨローナ ~泣く女~」(2019年/マイケル・…

意外と捻りが…。 ほんとうに映った!監死カメラ3

2012年に1作目を発表して以来、2017年までの5年間で17作を世に送り、更にその後2018年に「レジェンド」「レガシー」「ルーインズ・マスター」の3本を、2019年に「帰ってきた!監死カメラ」3本を放った大ヒットシリーズの3作目(中途半端なチョイスですみま…

【その微笑みは戦慄】シャイニング/グレイディ・ツインズ スタチュー【実写限定双子選手権】

Hello, Danny. Come and play with us. Come and play with us, Danny. Forever... and ever... and ever. 「シャイニング」の恐怖を代表する双子姉妹、グレイディ・ツインズがスタチュー化されました。これまでデフォルメフィギュアは幾つもありましたが、…

その譜面は召喚の調べ。 デビルズ・ソナタ

フランスの古城。クラシック界の救世主と言われながら、妻子を捨てて隠遁し、表舞台から姿を消した音楽家リチャード・マーロウ。外界を拒絶して作り上げたバイオリン・ソナタ。完成の夜、マーロウは己の体に火を放ち絶命。遺作を含む全ての財産はひとり娘・…

ルームロンダリングというお仕事。 呪【ノロイエ】家

ホラー映画と投稿画像の最大の違いは前者にはドラマが必要ですが、後者には不要という事でしょう。ブツ切れ・剝き出しの心霊映像には、うっかり写真の片隅に「映っているはずのないもの」を発見してしまった時と同じ理屈抜きの恐怖があります。ただし、上手…

まだ続けますか、ソウですか。Spiral: From the Book of Saw(の予告編)

『やあバンクス刑事、最後にお父さんを見たのはいつかな?』 遺書か遺産か模倣か罠か。ジグソウ死すともゲームは続く。「ソウ」シリーズ最新作の予告編が公開されました。 「Spiral: From the Book of Saw(の予告編)」(2021年/ダーレン・リン・バウズマ…

精神疾患博覧会×スーパーナチュラル。 ヘレディタリー/継承

私はアニー。夢遊病よ。夫と息子と娘がいて職業はミニチュア模型アーチスト。母は解離性同一障害(昔で言う多重人格)で認知症。迷惑かけられっぱなしだったけど、つい先日ようやく他界してくれたの。父は妄想性鬱病で食事を摂る事が出来ず、私が赤ん坊の頃…

【バタリングラムは】デッド・ノート LET US PREY【破城槌】

東映の三角マークが裸足で逃げ出すビッグウェンズデーな荒波ざっぱん!まるで波に運ばれたように岩場に立つ謎の人影。その周りにはカラスが乱舞。ここに「俺、カーペンター好きなんだよね」な低音ボンボボボボンな音楽が被ってカメラはカラスと共にアイルラ…

【全方位不謹慎】ゾンビワールド【罰当たりの佃煮】

『ニュースを伝えて20年。ゾンビなんかに邪魔はさせない。マービン・クロウトが生放送でお届けします』致死性のウィルスが原因でゾンビまみれとなった地球各地を繋いで送る人類最期の「ゆく年くる年」。もしくは、ネタと広報と中継で綴る「新春爆笑ゾンビ寄…

恐ろしやロシア4。 デス・レター 呪いの手紙

ロシア産ホラーというだけで一括りにするのも如何なものかとは思いますが、折角シリーズにしたので久々に。因みに1~3は「シャドウ・チェイサー」「ミラーズ /怨霊鏡」「ゴースト・マシーン」です。 「デス・レター 呪いの手紙」 (2017年/ウラジミール・…

【インド不足】ザ・デッド:インディア【続ゾンビ大陸アフリカン】

凄~く真面目に作っているのに、ツッコミどころが間欠泉のように次から次。お話は簡単。インドがゾンビで大騒ぎ。 「ザ・デッド:インディア」 (2013年/ハワード・J・フォード&ジョン・フォード監督) 原題は「THE DEAD2:INDIA」。「2」ってことは「1」が…

【Jホラーの試作/原型】邪願霊【小中理論実証実験第1弾】

Jホラーの鏑矢と言われた「女優霊」に先んじる事6年。ついでに言えば現代型モキュメンタリー(全編POV)の始祖「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」に先んじる事10年。Jホラーの試作にして原型がここに。 「邪願霊」(1989年/石井てるよし監督) ビデオテ…

【ドロシーがゴス母ちゃんに】ロスト・ボーイ 死霊の館【あとポスターの家、違くね?】

車で事故って同乗の息子昏睡状態にしてしまい、罪の意識でテンパリまくった母ちゃんが環境変えようと田舎の中古家屋購入したら難あり物件で大騒ぎ。 「ロスト・ボーイ 死霊の館」(2008年/Melanie Orr監督) 切り詰め放題切り詰めたカナダ産の超低予算ホラ…

【シボレーC10と】悪魔のいけにえ/最新フィギュア【チェンソーダンス】

CS放送ディスカバリーチャンネルに「名車再生!クラシックカー・ディーラーズ」という番組があります(2003年スタート)。ディーラー役であるマイク・ブルーワーが購入した中古車をメカニック役であるエド・チャイナやアント・アンステッドが修理(レストア…

オカルト・ホラーの魔女が逝く。 追悼:ダリア・ニコロディ

女優にして脚本家、オカルト分野に造詣が深く(確かおばあちゃんが本物の魔女だったような…)、ダリオ・アルジェントの長年のパートナーにして、アーシア・アルジェントの母、ダリア・ニコロディがお亡くなりになりました。11月26日。70歳(死因未発表)。若…

【こうべじゃないよ】ファンタズム(2014年の日本映画)【かのとだよ】

『娘さんですか?』 『ええ。ですが…8年前に死にました』 『もしかして、降霊術を…』 『ええ、しましたよ勿論。娘に会いました。 ですが…問題はその後なんです』家族がちょっと目を離したすきに息子溺死。お父ちゃんは現実逃避(特に家族から)、お母ちゃん…

乱交鳥獣戯画。 触手

80年代に「うろつき童子」が先鞭をつけ、今や立派なエロジャンルのひとつとして確立された《触手もの》。邦題とは言え、そのまんまのタイトルを冠した本作。ついた肩書は「SF」「エロティック」「ホラー」。全部かすってはいます。だから嘘ではありません。…

【その霊界通信機】 呪 怨 館 【ひとつください】

惨劇の館に訳アリ家族が越してきて酷い目に遭う…手垢が堆積して地層になって地学部大喜びな家ものホラー。 「呪怨館」(2014年/マック・カーター監督) 清々しいほどに捻りのないタイトルですが、原題も「HAUNT」で負けず劣らず。HAUNT-HAUNTED-HAUNTINGの3…

ハロウィンです! HALLOWEEN KILLS予告と新作フィギュアご紹介

10月31日。ハロウィンです。マイケル・マイヤーズの日です。まずはコロナのせいで公開がまるっと1年滑って転んだ最新作から。 「HALLOWEEN KILLS(の予告編)」 (2021年/デヴィッド・ゴードン・グリーン監督) 僅か30数秒のティーザーですが、前作終了直後…

トレホ最新やり逃げ企画続報。BULLETS OF JUSTICEレッドバンドトレーラー公開

昨年3月18日にご紹介したダニー・トレホの新作SFホラー・アクション「BULLETS OF JUSTICE」(カザフスタンとブルガリアの合作)のレッドバンドトレーラーが公開されました。英・独・伊とかは昨年公開済ですが、米国は来月15日公開みたいです。★世界観と主な…

頭皮剥ぎ職人の憂鬱。 マニアック【イライジャ・ウッド版】

『想像と違うわ』(You are totally not what imagined.) 『どう想像してたの?』(Really? What did you imagine?) 『太ってて、黒い長髪で、脂ぎったニキビ顔かと』 (Uh... fat, with long black hair and greasy skin full of acne.) それはこんな☟顔…

辻褄も合理性も彼岸の彼方。 ダリオ・アルジェント誕生祭。

本日9月7日はダリオ・アルジェント監督80歳の誕生日(おめでとうございます!)。ダリオと言えば支離滅裂(笑)。理由なんかない、撮りたいから撮ったんだ!意味なんかない、撮りたいように撮っただけだ!※世間ではこのようなスタンスを作家性と呼ぶそうです…

【この邦題考えた奴は】デッド11 ─復活ナチゾンビ軍団─【ドナルド・サザーランドご子息に五体投地して詫びろ】

ナチ×ゾンビ。B級の鉄板ネタですが、その多くは単なる地雷もしくは不発弾。しかし、これはアタリ。ただね… 「デッド11 ─復活ナチゾンビ軍団─」 (2017年/レオ・シャーマン監督) この邦題考えた(そして承認した)奴、一歩前に出ろ。始まって最初のテロップ…

8月7日はトビン・ベル&ブルース・ディッキンソンの誕生日。共通項は勿論「鋼鉄の処女」。

本日8月7日はミスター・ジグソウ、トビン・ベル(1942年~)とブルース・ディッキンソン(1958年~)の誕生日(おめでとうございます!)。共通項は勿論「鋼鉄の処女(アイアン・メイデン)」「ソウ2」の冒頭に登場した鬼トラップ。通称“顔面アイアン・メイ…

【自傷行為を相手にも】デッド・ガール【究極のベクトル操作】

自らを切りつけると相手の同じ場所がざっくりすっぱり。勿論、加えられた攻撃はそっくりそのまま相手に返す(自分も傷つくので正確には返しているわけではありませんが、こっちは既に死んでいるので限りなく返すと同義)。これぞ究極のベクトル操作。一度ア…

それは「恐怖新聞」でも「うしろの百太郎」でもなく…。 亡霊学級

つのだじろう原作の「恐怖新聞」がドラマ化されるそうです。東海テレビ・フジテレビ系全国ネット「オトナの土ドラ」シリーズ第29弾として。主演は白石聖、監督は中田秀夫(不安しかねぇ…)。舞台は京都(は?)。白石聖の役どころは20歳の女子大生(まるで漂…

7月13日は「オカルト記念日」 心に残るオカルト映画10選

本日7月13日は「オカルト記念日」。1974年(昭和49年)のこの日、オカルトブームの火付け役となった映画『エクソシスト』が日本で初公開。オカルトという耳慣れない言葉に日本中が踊らされました。ひとしきり後追い作が出尽くした79年に「ムー」が創刊されて…

邪神召喚(阻止)エンターテイメント(&あびる優お誕生日記念)。 カルト

『ノウマク・サンマンダバザラダン・センダ・マカロシャダ・ソワタヤ・ウンタラタ・カンマン!』不動明王の真言も邪神には届きませんでした…。 「カルト」(2013年/白石晃士監督) 女優(あびる優、岩佐真悠子、入来茉里)が実名で登場して心霊現象をレポー…

よく見えないから恐ろしい。「最強に怖い日本のホラー映画ランキング」(にイッチョ噛みしてみる)

インターネット・リサーチを通じて様々なランキングや情報を提供しているVOICE NOTE MAGAZINEが会員1,259人を対象にアンケート調査を行い、「最強に怖い日本のホラー映画ランキング」を発表しました。栄えある1位は369票を獲得した「リング」(私も初見時は…