本日11月10日は「エレベーターの日」。
1890年(明治23年)のこの日、日本初の電動式エレベーターが一般公開されました。設置場所は東京・浅草のレンガ造り12階建て「凌雲閣」。
一般社団法人・日本エレベーター協会(JEA)が1979年(昭和54年)に制定。
エレベーターはサスペンスの小道具として重宝されてきました。「死刑台のエレベーター」とか、「タワーリング・インフェルノ」とか。そのまんま「エレベーター」(2011)なんてのも。
狭い空間を逆手に取ったアクションにも最適(「ソナチネ」とか「クローサー」とか)。
しかし、やはりエレベーターと言えばホラー映画でしょう。
挟まる千切れる落ちる飛び出す溢れ出る。
それは恐怖の福袋。エレベーターが印象的だったホラー映画を思いつくまま挙げていきましょう。題して「こんなエレベーターは嫌だ選手権」。
まずは何と言ってもこれ。「シャイニング」(1980年/スタンリー・キューブリック監督)
ホールの備品を一気に押し流す血の濁流。ダニーが幻視するビジョンですが、作品を代表するカットのひとつになりました。
続いて「ゾンビ」(1978年/ジョージ・A・ロメロ)監督。
ドアが開いた瞬間、よーいドンで飛び込んでくるゾンビたち。特に両手突き出しているお姉ちゃんの怖いこと。
公開時のTVスポットではこのシーンにバルタン星人の声が被っていたんですよねえ。
パワフルだったのは「オーメン2/ダミアン」(1978年/ドン・テイラー監督)。
最上階まで一気に登ったエレベーターがフリーフォール。激突スレスレで止まって一安心と思ったところで、ちぎれたワイヤーが降って来て人も箱も真っ二つ。
エリベーターで喉すっきり「サスペリアPART2」(1975年/ダリオ・アルジェント監督)
歴史的トリック映像を誇る本作ですが、ラストのエレベーターの使い方もなかなか。
エレベーターに乗る時はネックレスは外しておきましょう。
「デッドコースター」(2003年/デヴィッド・リチャードエリス監督)
頭が挟まったまま上昇とか…じわじわ行く感じが嫌々です。
「カル」(1999年/チャン・ユニョン監督)
賑わっているショッピングセンターのエレベーター。隅に置かれた黒いビニール袋。
ガキがショッピングカートで突いたら、破けて生首こんにちは。
氷嚢のような血糊袋になっていたので床血まみれ。お姉ちゃんが血だまりに頭から突っ込んでお姉ちゃんも血まみれ。
そらパニックになるでしょう。でも、想定される一番嫌な袋の中見は「蟲」ですね。
タイトル画像は「エンゼル・ハート」。
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