デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

【マネキン記念日記念】映画の中のマネキンたち【勿論ホラー限定】

本日3月24日は「マネキン記念日」

1928年(昭和3年)のこの日、東京・上野公園で開かれた「大礼記念国産振興東京博覧会」で高島屋呉服店が日本初の「マネキンガール」を登場させました。

所謂「マネキン人形」ではなく、店の商品である服を着て客に応対する販売員ハウスマヌカンの方を指していたのですが、まあマネキンと言われれば連想するのはマネキン人形

そして、マネキン人形と言えばホラー映画です(タイトル画像は「うる星やつらビューティフルドリーマー」ですが、ホラー的演出に使われていたからセーフという事で)。

ホラーでマネキンと言えば何はさておき新旧「マニアック」(1980年/ウィリアム・ラスティグ監督|2012年/フランク・カルフン監督)でしょう。

(女を)殺して(頭皮を)剥いで(マネキンに)被せて(釘で)打ち付けて。

マネキン職人の夜は長い…。


不気味さナンバーワンは「デビルズ・ゾーン」(1978年/デヴィッド・シュモーラー監督)。

マネキン造型師、チャック・コナーズの大技イリュージョンが炸裂します。

『お前もマネキンにしてやろうか!?』


クリーチャーとしてのインパクトならサイレントヒルリベリーション」(2012年/マイケル・J・バセット監督)。

パーツ合成「合体マネキン」は嫌々です(これがマネキンではなく「生身」のパーツ合成だったらもっと嫌ですが…)。


ただそこに居るだけで雰囲気を醸し出してくれる「普通の」マネキンも。

「ゾンビ」(1978年/ジョージ・A・ロメロ監督)。

ショッピングセンター内の悲喜こもごもを黙って、しかし爽やかに見つめる(時に射撃の的にもなる)マネキンは本作の隠し味と言えるでしょう。

 

おまけ

最後にデストピアSFという建て付けを爆笑で吹き飛ばしたこの1枚を。

「地球最後の男 オメガマン(1971年/ボリス・セイガル監督)より。


なぁ本当にそれで隠れているつもりなのか?

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