2010-04-01から1ヶ月間の記事一覧
「ゾンビ新世紀完全版5枚組DVD-BOX」の目玉のひとつ。「ゾンビマニア」(2008年/ドナ・デイヴィス監督)世界初ソフト化だそうで(需要がなかったから捨て置かれただけだろう、という意見に傾ける耳はありません)。ロメロやサヴィーニなど関係…
「続編には続編のルールがある!」(「スクリーム」ランディの名台詞) 「エイリアン」「ゲーム版バイオハザード」「ヒルズ・ハブ・アイズ」等、巻き込まれ型脱出戦の続編は、仕返し型総力戦(もしくは大規模銃火器戦)がお約束。 この鉄板続編フォーマット…
「食人族」で世に出、「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」で完成形となったPOV。 だれかが常にカメラを回しているという必然性が与件となりますが、常にカメラを回そうとしている奴って大抵嫌な奴なので、キャラ設定が難しいですね。 「ブレア~」でも“全…
遂に届きました「ゾンビ新世紀完全版5枚組DVD-BOX」! 黒地に“GEORGE A. ROMERO’S DAWN OF THE DEAD”と赤文字を入れただけの「凝りに凝った」BOXデザインが痺れます。 うむむ、どれから再生してくれようか・・。 やはり一発目は景気良くゴブリン…
“1984年、日本。スーパーロック・フェスティバルに集まったスターたち。スコーピオンズ、ホワイトスネイク、ボン・ジョヴィ・・彼らは皆数百万枚のアルバムを売り上げた。ただひとつ、このバンドを除いて・・” 「アンヴィル! 夢を諦めきれない男たち」 …
ケーブルを流しっぱにしていたら「ミステリー・ゾーン」の第3シーズンが。おっとこれはリチャード・マシスン原作の「消えた少女」ではないか。自室から忽然と消えた少女。僅かに聞こえるか細い声。辿ればそこは壁の中。マシスンと言えば「地球最後の男」「…
『死んじゃおうかな』(南里幸プロデューサー)「ガメラ3 邪神<イリス>覚醒」で鳴り響いていた不協和音の答えは全部ここにありました。「GAMERA 1999」(1999年/摩砂雪監督)138分に及ぶ“本編より長い”メイキング映像です。監督が摩砂…
作り手のベクトルがそれなりに同じ方向を向いていた前2作と比べ、なんとも歪(いびつ)な畸形的怪作となってしまいました。 「ガメラ3 邪神<イリス>覚醒」(1999年/金子修介監督) 絵的な素晴らしさは随所にあります。 渋谷壊滅地獄絵図。吹き飛ぶ一般…
『人間のままで幸せになろうなんて甘いんだよ!』舞台の上はとある学校の教室。生徒・教師入り乱れる大乱闘。と、先生の一人がチェンソー持って乱入。あろうことか電源繋いでスイッチ・オン!ぎゅうぃぃぃぃん! その時、スズナリの舞台には間違いなく“狂気”…
ううむ。こりゃ難しい。何を書いてもネタバレになってしまうではないか。 しかも、最後のオチ1本で93分引っ張るという豪腕構成。難問です。 「パッセンジャーズ」(2008年/ロドリゴ・ガルシア監督) パをメに替えれば草なぎ君がチャリンコ乗り回す映画にな…
一時期、間違いなく私の中で“邦画No.1”の座に君臨しておりました。 「用心棒」(1961年/黒澤明監督) 久しぶりに海外版ビデオなんぞ引こずり出して観てみましたが、いやあ、面白い。 今更語る事も無いのですが、取り合えず崔洋一監督には「今からでも遅くな…
正直、映画としては駄目駄目です。過剰な説明、チャチ過ぎるCG、「あたしアクションなんか嫌」な小雪の「あ、もう時間だから」な掃け(良く言えば「オーメン3」リスペクトと言えなくもない)。チャック・ベリーとディープ・パープルというツボを突いてい…
間もなく待ちに待った「ゾンビ新世紀完全版5枚組DVD-BOX」が発売されます。今日は景気づけ(?)でこれを。 「ドーン・オブ・ザ・デッド」 (2004年/ザック・スナイダー監督) 始まって10分は文句無し100点です。日常が瓦解してデストピアに突…
地球、禿頭、サッカーボール、太陽の惑星直列。鳴り響く太鼓に「う!う!」の掛け声。 この「2001年ドラゴンへの道」がボンクラ・ハートを鷲掴み。 「少林サッカー」 (2001年/チャウ・シンチー&リー・リクチー監督) ボールを蹴れば、疾風渦巻き、熱…
「やはりホラーは十分立派だ。なぜなら、この人たちが立派だからだ」(黒沢清)私もそう思います。「アメリカン・ナイトメア」(2000年/アダム・サイモン監督)“この人たち”とは、ジョージ・A・ロメロ、ジョン・カーペンター、トビー・フーパー、デビッド…
ちょいと前の話ですが、仕事で居合わせた4人が偶然にもパープル好き。ところが、 『やっぱ2期でしょう。イアン・ギラン』 『いやいや、3期。デビッド・カヴァーデイル』 『何言ってんだ、3期と言えばグレン・ヒューズだろ。 それより4期。トミー・ボー…
キアヌ・リーヴスが赤穂浪士を演じる(この時点で意味が分かりませんが)「47RONIN」なる映画が作られているとか(くどいようですが意味が分かりません)。 記念して(?)これを。 「赤穂城断絶」(1978年/深作欣二監督) 忠臣蔵を“仁義なき実録路線”とし…
一般的にこの映画、ラウレンティス/ギラーミン版「キングコング」(1976年)のパクリ便乗バッタモンと思われているようですが、とんでもない誤解です。 「北京原人の逆襲」(1977年/ホー・メンファ監督) 公開が本家の2ヶ月遅れになったのは版権クリアに…
ハリウッドが性懲りもなくゴジラの新作を撮るそうで。お前ら学習能力無いのかよ?!と思ったら、何と日本から坂野義光がプロデューサーとして参加すると言うじゃありませんか。坂野義光!何というマニアックかつピンポイントな人選!ハリウッドの慧眼に敬意…
ハード・ボイルドとかフィルム・ノワールは、饒舌な感情表現を避けるものですが、 これは“主役のキャラが立っている”という大前提があって初めて成立します。カミさんを“不倫中の脳梗塞”という下痢腹に浣腸な理由で亡くして酒びたり、命無用のカミカゼ捜査、…
キャンディマンと並んで“名前を唱えるとロクな事にならない”霊界一の厄ネタ男ビートルジュース・・は実はサブキャラ。主役はひょんな事から自縛霊になってしまったアダム(アレック・ボールドウィン)とバーバラ(ジーナ・デイビス)、そしてゴス少女リディ…
日本のザトウイチ・ストリート(どこだよ?)の地下に潜伏するウェスカーにミラ・ジョボ・コピー軍団が殴りこみをかけるという「なんじゃそりゃそりゃ」な終わり方をしたⅢから3年。 待望の新作がやってまいりました・・が。 「バイオハザードⅣ アフターライ…
主要メンバー全員死に絶えた前作の世界観を踏襲した必殺シリーズ第11作。その第1話。「新・必殺からくり人/東海道五十三次殺し旅・日本橋」(1977年11月18日放送。早坂暁脚本/工藤栄一監督)天保の改革(のとばっちり)で江戸所払いとなった「泣き節お艶一…
とうとう「からくり人」も最終話、と思ったら返す刀で「新・必殺からくり人(東海道五十三次殺し旅)」が! 更に時代劇専門チャンネルで「新必殺仕置人」スタート!必殺フリークにとっては盆暮れ正月が一度に来たような大盤振る舞い。豪儀です。何はともあれ…
改めて観るとスゲー面子だったんですねえ。 「ランボー」前年のスタローン、「帝国の逆襲」翌年のビリー・ディー・ウィリアムズ、「ブレードランナー」前年のルドガー・ハウワー、そして紅一点リンゼイ“バイオニック・ジェミー”ワグナー。 更に音楽が、幻魔…
私ら世代にとってSWATと言えば、リズム・ヘリテイジの「反逆のテーマ」に乗って現れる“特別狙撃隊”。「Special Weapons Assault Team(特殊火器攻撃隊)」から「Special Weapons And Tactics(特殊火器戦術部隊)」と名称は変わりましたが、S.W.A.T.…
トラウマ刑事 V.S ダブル猟奇犯という設定は悪くないのですが、脚本穴だらけ演出隙だらけで何がなにやら。「雷神 RAIJIN」(2008年/ジェフ・キング監督)毎度お馴染みスティーブン・セガールの漢字二文字シリーズ。女性の体に埋め込まれた時限爆弾解除と…
SFズルズルねちゃねちゃ版“父帰る”。「エクストロ XTRO」(1983年/ハリー・ブロムリー・ダヴェンポート監督)UFOにアブダクトされたお父ちゃん。3年ぶりに故郷に戻ったら、何か化け物になってるし。うわあ、このままじゃ女房・子供に顔向けできね…
この映画、何故か世間では駄目駄目の烙印を押されていますが、馬鹿言っちゃいけません。闇鍋オカルト・スリラーの傑作ですよ。「センチネル」(1977年/マイケル・ウィナー監督)古びたアパートで永きに渡って地獄の門番(センチネル)をしてきた神父(と教…
「今夜、映画に行かないか? ソニー千葉が出てる奴だ」「ソニー・・千葉?」「カラテの達人さ」「あたしをカンフー映画に?」「ああ、しかも3本立てだぜ」掴みはOKとはこの事を言うのでしょう。「トゥルー・ロマンス」(1993年/クエンティン・タランティ…