悲劇のハッピーエンド(?)。 パッセンジャーズ
ううむ。こりゃ難しい。何を書いてもネタバレになってしまうではないか。
しかも、最後のオチ1本で93分引っ張るという豪腕構成。難問です。
「パッセンジャーズ」(2008年/ロドリゴ・ガルシア監督)
パをメに替えれば草なぎ君がチャリンコ乗り回す映画になりますが、実は「メッセンジャーズ」でも話の流れには合っています。
旅客機が事故を起こして海岸に胴体着陸。生存者僅かに5名。
若きセラピスト、クレア(アン・ハサウェイ)が彼らのセラピーを担当しますが・・。
食い違う証言、生存者を尾行する影、事故原因について口を閉ざす航空会社、何故か異様にハイテンションな生存者エリック(パトリック・ウィルソン)。
急に親しげに接近してくるアパートの住人、連絡がつかなくなった姉、そして次々に失踪していく生存者。
右に左にミスディレクション的揺さぶりをかけてきますが、終わってみれば全てのカットに意味があったという・・。
オチが分かった後にもう一回見返すと味わいが増すと思います。
生存者の一人にクレア・デュバルが。この人、「パラサイト」「17歳のカルテ」「ゴースト・オブ・マーズ」「アイデンティティー」「THE JUON 呪怨」とキャリアが実に香ばしくてお気に入りの女優です。
※参考:「なんちゅう豪華絢爛な面子だ! パラサイト」→2008年9月30日
「ゴースト・オブ・マーズ」→2008年5月14日