“1984年、日本。スーパーロック・フェスティバルに集まったスターたち。スコーピオンズ、ホワイトスネイク、ボン・ジョヴィ・・彼らは皆数百万枚のアルバムを売り上げた。ただひとつ、このバンドを除いて・・”
「アンヴィル! 夢を諦めきれない男たち」
(2009年/サーシャ・ガヴァシ監督)
あれから四半世紀・・まさかアンヴィルのブームがやって来ようとは。
リアル・タイム野郎として感慨を禁じ得ません。
どこか荒涼としたカナダ、トロント。14歳から「ロック・スターになる!」の一念で突っ走ってきたリップス(ヴォーカル/ギター)とロブ(ドラム)。
一瞬の栄華。掴み損ねた栄光。気がつけば50歳。
給食の配達や建築工事の仕事をしながら曲を作り続けますが、レコード会社からは「今どきメタル?」。
諦めとも励ましともつかぬ(だが決して非難しない)やわらかい眼差しの家族。
まばらな客の会場、払われないギャラ。それでも諦めない二人。
情感的なリップスとクールなロブはさながらルパンと次元。喧嘩して別れても想いはひとつ「お前しかいない!」
そんな彼らに届いたオファー「LOUDPARK in JAPAN」。但し出番は昼間のトップ。
「こんな遠くまで呼んでもらって、客がいなかったらどうしよう?」
ビビリまくる彼らを待っていたのは・・・。
なあ、なんでこの映画、ドキュメンタリー賞候補から落としたんだよアカデミー。最高のドキュメントじゃないか。
ただ、これでアンヴィルのアルバムが売れるかと言うと、売れないでしょう、多分。でも、あの短い愉悦の残照で25年耐えられたのだから、あと25年は楽勝です。
死ぬまでロック。Metal On Metal. Keep On Rock’n!
※参考:「やはり見所はレイ・ケネディ。 Super Rock ’84 in Japan」→2009年5月13日
あれから四半世紀・・まさかアンヴィルのブームがやって来ようとは。
リアル・タイム野郎として感慨を禁じ得ません。
どこか荒涼としたカナダ、トロント。14歳から「ロック・スターになる!」の一念で突っ走ってきたリップス(ヴォーカル/ギター)とロブ(ドラム)。
一瞬の栄華。掴み損ねた栄光。気がつけば50歳。
給食の配達や建築工事の仕事をしながら曲を作り続けますが、レコード会社からは「今どきメタル?」。
諦めとも励ましともつかぬ(だが決して非難しない)やわらかい眼差しの家族。
まばらな客の会場、払われないギャラ。それでも諦めない二人。
情感的なリップスとクールなロブはさながらルパンと次元。喧嘩して別れても想いはひとつ「お前しかいない!」
そんな彼らに届いたオファー「LOUDPARK in JAPAN」。但し出番は昼間のトップ。
「こんな遠くまで呼んでもらって、客がいなかったらどうしよう?」
ビビリまくる彼らを待っていたのは・・・。
なあ、なんでこの映画、ドキュメンタリー賞候補から落としたんだよアカデミー。最高のドキュメントじゃないか。
ただ、これでアンヴィルのアルバムが売れるかと言うと、売れないでしょう、多分。でも、あの短い愉悦の残照で25年耐えられたのだから、あと25年は楽勝です。
死ぬまでロック。Metal On Metal. Keep On Rock’n!
※参考:「やはり見所はレイ・ケネディ。 Super Rock ’84 in Japan」→2009年5月13日