デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

鉄板の続編フォーマット・・と思いきや・・。 [●REC]2

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「続編には続編のルールがある!」(「スクリーム」ランディの名台詞)

「エイリアン」「ゲーム版バイオハザード」「ヒルズ・ハブ・アイズ」等、巻き込まれ型脱出戦の続編は、仕返し型総力戦(もしくは大規模銃火器戦)がお約束。

この鉄板続編フォーマットに則ったかと思いきや・・・「うわあ、そっちっすかぁ!?」なスパニッシュPOV。

REC]2(2009年/ジャウマ・バラゲロ監督)

前作のラストシーンからスタート。時間差無しで再びあのアパートへ。

今回の視点はSWATのCCDカメラ。ゾンビ(←正確には別物ですが)に囲まれて、弾丸無しという状況を主観カメラで見る・・・完全にガンサバ版「バイオハザード」。

見慣れた光景ですが、実写でやられるとかなり怖いです(笑)。

途中、SWATのCCDが故障、時間を若干巻き戻して外部の別視点カメラに切り替える、という小技も披露(但し、ここから参加してくるガキ3人がちと鬱陶しい)。

更に前作のテレビカメラ(の暗視スコープ)が加わり、飽きさせない画面構成になっています。

にしても「ゾンビ」「クレイジーズ」「28日後」系かと思っていたら、まさか「エイリアン」「エクソシスト」「ヒドゥン」系にすっ飛んで行くとは・・。

『あ、あんた、保険局の人じゃないのか? なんてこった、こいつ・・神父だぜ』

俺たちは一体、何と戦っているんだ・・? 

是非、前作から続けてご覧ください。

※参考:「エイリアン ディレクターズ・カット版」→2009年8月12日
    「イラクロケの見返りは血糊?エクソシスト(の音声解説)」
     →2009年3月10日
    「B級オールスター大運動会。 ヒドゥン」→2009年7月15日