『泣けるぜ…』
既にゲームの世界観から隔たること幾星霜のミラジョボ実写版(でも観てしまう)。ここらで気持ちの巻き戻しを。
ゲーム版「2」で新任警察官としてラクーンシティに着任して災厄に巻き込まれ、「4」では大統領直属のエージェントに出世したレオン・S・ケネディくん、堂々の帰還です。
「バイオハザード ダムネーション」
(2012年/神谷誠監督)
2008年の「バイオハザード ディジェネレーション」の続編。時間軸的にはゲーム版「5」と「6」の間のお話ですが、「4」までプレイしていれば十分楽しめます。
2011年、冷戦終結後に連邦から独立した東スラブ共和国。ここにB.O.W(有機生命体兵器)が投入されたという情報を掴んだ米政府はレオン・S・ケネディを内乱真っ只中の現地に派遣。
CGの進化が驚異的。背景もさることながら人の皮膚の質感がリアル。女性の肌をハイビジョンで撮ったらこんな感じかしら、なリアリティ。
バイオの特徴であるプレイヤーの主観映像を織り込んだ構成に擬似プレイ感覚が味わえます。
ゾンビのように見えますが…。
所謂ゾンビの出番は無し。「4」で登場した寄生体プラーガに支配されたガナードがモブ。頭がスパーンと割れて(もしくはもげて)鎌のような刃物のついた触手を振り回しながら近づいてくる嫌ぁな奴です。
エイダと東スラブ共和国大統領スベトラーナ・ベリコバ(本人曰く現役軍事教官)の近接格闘はなかなかに見応えがありました。
エイダの攻撃を余裕で受け流す大統領。
本作の続編になるのかどうかは分かりませんが、フルCGアニメの新作が5月に公開されます。タイトルは「バイオハザード ヴァンデッダ」。
エグゼクティブ・プロデューサーに清水崇、監督に辻本貴則、音楽が川井憲次と完全に映画モード。ニューヨークを舞台にホラー満開、アクション全開な仕上がりになっているようです。
主役はレオン、クリス・レッドフィールド、レベッカ。
これはこれで楽しみです。「バイオハザード ヴァンデッダ」の予告編はこちら。