ハリウッドが性懲りもなくゴジラの新作を撮るそうで。
お前ら学習能力無いのかよ?!と思ったら、何と日本から坂野義光がプロデューサーとして参加すると言うじゃありませんか。
坂野義光!
何というマニアックかつピンポイントな人選!
ハリウッドの慧眼に敬意を表して、今日のレビューはこの一本。
現存するゴジラシリーズの中で最もサイケでアナーキーでアグレッシブかつ前のめりな1本です。
もうオープニングの主題歌「かえせ!太陽を」で悶絶必死。
“♪水銀、コバルト、カドミウム~(中略)~かえせ!かえせ!かえせ!命を、太陽をかえせ!かえせ!”(作詞:坂野義光)
公害怪獣ヘドラは、汚染物質を吸収して進化、二足歩行を獲得して海から陸へ。更に飛行形態まで。
空から硫酸ミストを広域散布。浴びた人間は爛れて悶えて白骨化(公開時の併映「みなしごハッチ」とか「いなかっぺ大将」だぜ)。
“ゴジラが熱線放射の反動を利用して空を飛ぶ”という描写が田中友幸の怒りを買って、坂野監督によるゴジラ映画はこれ一本。
その坂野監督をプロデューサーとして招聘するとは、レジェンタリー・ピクチャーズも御眼が高い。
全米公開は2012年。監督はまだ未定のようですが、ちっと期待してしまいますねえ。
ソースはここいらへん→http://www.hollywood-ch.com/news/10033004.html?cut_page=1