以前、予告編として取り上げた「IT STAINS THE SANDS RED」がいつの間にか邦題ついてビデオスルーになっていました。タイトルは、
「サンズ・オブ・ザ・デッド」(2015年/コリン・ミニハン監督)
原題から察するにサンズってのは息子の複数形でも太陽の複数形でもなく(勿論、三途のお洒落表現でもなく)、砂の複数形のようです(分かり難いわ。サンドでいいじゃねぇか)。
お話は予告編紹介時の通り。
何かよく分からんがゾンビがうじゃって大騒ぎ、なベガスから逃げようとしたカップルの片割れ(女の方。男は早々にお陀仏)の後をひたすらついてくるゾンビがひとり。
砂漠のど真ん中で繰り広げられる二人旅。ストーキング・ホラーです(ロード・ムービーなのか?)。
主役のお姉ちゃんがケバイ! しかも出てきた途端ゲロッピなゲロイン。
おいおい、こんなビッチが主役なのか、と思いましたが、後半、化粧が剥げ、姉の元に置いてきた息子に想いを馳せる辺りから母の顔に。
前半のケバ顔が後半すっぴんに。ゾンビに荷物持たせる頭脳プレー(?)も。
更に忠犬のようについてくる(いや目的は食べるためなんですけどね)ゾンビに情も移って…。
笑っちゃうくらい金かかってませんし、突っ込み所は満載なのですが、妙な味わいがありました。