デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

ネイルガンに関する浅~い考察。 血のバレンタイン/7inchアクションフィギュア

ツルハシ抱えてガスマスク。全身黒の炭鉱夫。

のバレンタイン」(1981年)のハリー・ウォーデンがアルティメット・フィギュア化されました(メーカーはNECA)。

返り血浴びたマスクのワンポイント赤が良い感じ。

トレードマークのツルハシは勿論、ナイフとネイルガンもセット。


で、改めてネイルガンを見て「はて、ネイルガンってこんな形してたっけ?」

ホームセンターとかで見かける現代の工具とは明らかにシルエットが違うような…。


とくに異彩を放っているのが、先端射出口に付けられた四角いプレート状のアタッチメント。

画像検索の結果、恐らくこれ👇なんかが近しいのではないかと。


カナダのOmark Industries, Inc.というメーカーのヴィンテージ品で結構高額で取引されています(「血のバレンタイン」もカナダ産)。

こちら👇も80年代ヴィンテージ。


80年代はネイルガンが流行りだったのか、85年には「復讐のネイルガン・処刑ハンター」なんていう作品も(原題は「NAILGUN MASSACRE」)。


前年84年に「エクスタミネーター2」が作られているので、そっちのイメージ汲んでいる感もありますね(どっちもボンベ背負ってますし)。


「復讐のネイルガン」は未見ですがレビュー見たらボロボロでした(笑)。

ネイルガンは「ファイナル・デッドコースター」や「イコライザー」でも効果的に使われておりましたが、印象深かったのは「後味最悪」「胸糞満開」な「SHOCKER/ショッカー」(2007年/ウーヴェ・ボル監督)ですね。

因みにネイルガン(火薬を使うラムセットガン含む)は、先端を目標物に押し付けた状態でないとトリガーが引けない安全機構になっているため、離れた相手にビュンビュン飛ばす事は構造上出来ません。

なので銃のように使われている描写は全て「映画的演出」という事になります。

実戦的だったのはリーサル・ウェポン2」ダニー・グローヴァーがやっていた「ゼロ距離射出」くらいかもしれません。


のバレンタイン/ハリー・ウォーデン アルティメット 7インチ アクションフィギュア」は全高約18cm、税込9,900円で2024年2月発売予定。

いやあ今回は(今回も?)実にまとまりなく話が横っ飛びしました(満足です)。

 

★ご参考

 

 

 

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