惨劇に不可欠なもの、それは血。
首を絞めたり一服盛ったりも惨劇ではありますが、何か物足りません。
鮮血という装飾があって初めて事件が惨劇に昇格するような気がいたします。
となれば必要なのは流血を演出する小道具。
「悪魔のいけにえ」のチェンソー、「13日の金曜日」のマチェーテ、「ハロウィン」の包丁辺りがメジャー所ですが、今回は一歩下がって「ちょっとマイナーだけどインパクトは負けていないぜ!」な小道具をひとつふたつみっつ。
その衝撃に於いて他の追随を許さないのが「エクソシスト3」のハサミ。
ひとたび挟んでしまえば、バネの力を利用して最小限の力で対象を斬り落とせる医療用の大型ハサミ。
こいつが看護婦さんの後ろから現れた時のショックと言ったらもう…。
THE EXORCIST III: LEGION(1990)
続いて「悪魔の沼」の大鎌。
ホラーと言うよりは原色怪奇譚という手触りでリアリテイからは遠く離れているのですが、階段駆け下りて逃げようとしている時に下から大鎌振りかぶったおっさんが駆け上がってきたら相当ビビると思います。
EATEN ALIVE(1976)
3つ目は「ローズマリー」のピッチフォーク。藁を運ぶ時とかに使うでっかいフォークですね。
トム・サヴィーニがヒッチコックに叩きつけた回答書だと勝手に思っています。
THE PROWLER(1981)
次点として「血のバレンタイン」のツルハシを。
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★本日6月3日は岡田以蔵命日
1865年6月3日(慶応元年5月10日)は土佐藩郷士・岡田以蔵の命日です。