デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

【嫌ぁあぁぁ!】デヴィッド・クローネンバーグ嫌々プロップレプリカ3選+1【飾る勇気が試される】

プロップ(Prop/劇中装飾物)が商品化される時は、基本スケール1/1、つまり実物大です。

大きさはそのまま「迫力」を醸造しますが、モノによっては嫌々感も特盛に。

出自がホラー映画となれば尚更です。

本日はカナダの生んだ変態監督デヴィッド・クローネンバーグの作品を彩った(そして何をとち狂ったか商品化までされてしまった)プロップレプリカをご紹介しましょう。

まずはこれ「バグライター(BUGWRITER)」

出どころは勿論裸のランチ(1991年)。

喋るゴキブリ型タイプライター、まさかの商品化。全長約60cm! 


これで文字を打つ? 嫌々です。

続いて、Studiobinderが発表したランキング「Famous Guns in Movies — Cinema’s Most Creative Movie Guns」でも6位にランクインした「グリッスル・ガン(Gristle Gun-軟骨銃)」

登場作品はイグジステンズ(1999年)。

林の中の中華料理屋で「スペシャル」を頼み、出て来た肉料理の骨を組み合わせて出来た銃。


これで敵を撃つ? 嫌々です。

因みのこのランキング、第3位にビデオドローム「Flesh Gun」もランクインしています。

★全部知りたい人はこちら。


最期に「Parasite Slug Replica(パラサイト・スラグ)」を。

シーバース/人喰い生物の島」(1975)で大活躍した「人を狂わす(性欲を解放する)」寄生虫です。

レジン製で約5inch(12.7cm)。


これを皆で口移しに? 絶対に嫌。

あと是日、商品化して欲しいのが戦慄の絆(1988)に出て来たオリジナル医療器具。

クローネンバーグらしさのひとつの頂点ではないかと思います。

手術室に入っておもむろにこれが開陳されたら麻酔されていても走って逃げます。


赤い手術着もセットでお願いします。

★各作品レビューはこちら。

 

 

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★本日のTV放送【13:00~NHK BS/プレミアムシネマ】

※放送は「魔宮の伝説」ですが、2020.06.09(BS朝日)、2020.12.31(同)、2021.09.24(日本テレビ)、2022.01.23(BS日テレ)、2023.05.26(日本テレビ)、2023.07.08(BS12)と相変わらずのヘヴィロテでございます。