デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

【クローネンバーグが新作発表!?】Crimes of the Future(の予告編)【とマイBESTクローネンバーグ】

f:id:zombieito:20220417104018j:plain

ちょっと前にダリオ・アルジェント81歳が新作発表!?」という記事を上げましたが、今回はデヴィッド・クローネンバーグ79歳が新作を。

アルジェントがジャッロに回帰するのなら、クローネンバーグは変態(←一応ダブル・ミーニングのつもり)に回帰。

お変わりなくて何よりでございます。

「Crimes of the Future(のティーザー・トレーラー)」(2021年/デヴィッド・クローネンバーグ監督)

タイトル通りSFです。まぁ、クローネンバーグ映画の時間軸に大した意味があるとも思えませんが…。

人間に変態を誘発させ、生物学的な構造を変化させるトランスヒューマニズム

受け入れる者、拒絶する者、そしてこれを取り締まる者。

ソウル・テンサー(ヴィゴ・モーテンセン)はこのトランスヒューマニズムによって、体内から予想外の新しい器官を発芽させたパフォーマンス・アーティスト。

パフォーマンスとは、この「新しい器官」を「公開切除」する事。体を張った大道芸人(ちょっと違う?)です。

f:id:zombieito:20220417104249j:plain


実に原点回帰な内臓幻視ですが、案外ご子息の影響も受けていたりして。

ティーザー初見の印象は『あ、ちょっと「イグジステンズ」っぽい』でしたが、「イグジステンズ」のワーキング・タイトルは「Crimes of the Future」だったそうで、やはり原点回帰を志向している事が伺えます。

5月にカンヌでお披露目。公開は7月。日本公開は…どうなんでしょ?

ティーザー・トレーラーはこちら。

www.youtube.com

折角なので、マイBESTクローネンバーグも。

  1. ザ・ブルード/怒りのメタファー
  2. スキャナーズ
  3. ビデオドローム
  4. クラッシュ
  5. デッド・ゾーン
  6. シーバース

5本で収めようと頑張りましたが無理でした。次点は残りの監督作全部。

★各作品ご紹介はこちらから。


★ご参考までにご子息の作品も。

 

 

 

f:id:zombieito:20220410122531g:plainランキング投票です。私も変態!という方はワンポチを。

 

 

★本日のTV放送❶【13:00~BSプレミアム/プレミアムシネマ】

※クローネンバーグ作品との「落差」が良い感じ。

★本日のTV放送❷【13:40~テレビ東京午後のロードショー