ちょっと前に「ダリオ・アルジェント81歳が新作発表!?」という記事を上げましたが、今回はデヴィッド・クローネンバーグ79歳が新作を。
アルジェントがジャッロに回帰するのなら、クローネンバーグは変態(←一応ダブル・ミーニングのつもり)に回帰。
お変わりなくて何よりでございます。
「Crimes of the Future(のティーザー・トレーラー)」(2021年/デヴィッド・クローネンバーグ監督)
タイトル通りSFです。まぁ、クローネンバーグ映画の時間軸に大した意味があるとも思えませんが…。
人間に変態を誘発させ、生物学的な構造を変化させるトランスヒューマニズム。
受け入れる者、拒絶する者、そしてこれを取り締まる者。
ソウル・テンサー(ヴィゴ・モーテンセン)はこのトランスヒューマニズムによって、体内から予想外の新しい器官を発芽させたパフォーマンス・アーティスト。
パフォーマンスとは、この「新しい器官」を「公開切除」する事。体を張った大道芸人(ちょっと違う?)です。
実に原点回帰な内臓幻視ですが、案外ご子息の影響も受けていたりして。
ティーザー初見の印象は『あ、ちょっと「イグジステンズ」っぽい』でしたが、「イグジステンズ」のワーキング・タイトルは「Crimes of the Future」だったそうで、やはり原点回帰を志向している事が伺えます。
5月にカンヌでお披露目。公開は7月。日本公開は…どうなんでしょ?
★ティーザー・トレーラーはこちら。
折角なので、マイBESTクローネンバーグも。
- ザ・ブルード/怒りのメタファー
- スキャナーズ
- ビデオドローム
- クラッシュ
- デッド・ゾーン
- シーバース
5本で収めようと頑張りましたが無理でした。次点は残りの監督作全部。
★各作品ご紹介はこちらから。
★ご参考までにご子息の作品も。
★本日のTV放送❶【13:00~BSプレミアム/プレミアムシネマ】
※クローネンバーグ作品との「落差」が良い感じ。
★本日のTV放送❷【13:40~テレビ東京/午後のロードショー】