デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

【近づきたい】僕の心のヤバイやつ ♯22【物理的に】

『前は正直、あんまり大人になりたくないなー、なんて思ってたりしたもんだが、今はもっと山田に近づきたいと思うようになった。物理的に』

身長の話だったのですが、山田の反応は…。

『い、いいよ…私は』

そのままカーテンヴェールに包まれて。


進級そして新学期。山田の挙動不審にも磨きがかかり…。

「僕の心のヤバイやつ/第22話(2期10話)・僕は山田に近づきたい」(2024年3月9日深夜テレビ朝日放送/パク・キョンスン演出)

新学期初日のイベントは新しいクラスの発表。

無事、チーム山田の面々は同じクラス(3年1組)。勿論、その中には市川も。

市川の姿を確認するや生き別れの恋人と再会したヒロインの如く名前を呼んで駆け寄る山田。


出だし早々悪目立ち。あちゃあ~のため息とともにフォローに走る萌子。ええ子や。


市川の数少ない男友達、足立は2組に島流し

『1組はどうだ市川ともだちは出来たか早速パンツは見れたかうっかりおっぱい揉めたか』

『ちょっぴりエッチなラブコメディじゃないんだよ』

『あーいいな1組!山田に加えて半沢さんもいるじゃん!元2組のリーダー的な安堂もいて、ヒエラルヒー上位女子が集まっている!』

チュートリアルで説明してくれる村人か!?』

村人・足立の解説に出てきた半沢ユリネ&安堂カンナがこのふたり。マスク女子が安堂。


(風邪っぴき、忍者、料理、死体検分とかの特殊状況を除く)「常時着用マスク女子」は最近とんと見かけなくなりました。

ぱっと思いついたのは「覆面系ノイズ」の有栖川仁乃と「とある科学の超電磁砲(&一方通行)」の暗部組織・屍喰部隊(スカベンジャー)リーダーの飯棲リタくらい。

左:有栖川仁乃 右:飯棲リタ


しかし、マスク女子はある種の層には確実に需要があります(AVの立派な1ジャンル)。

安堂は仲の良さげな男女を見ると強引に応援&恋愛成就させたがる「祝福系女子」。当然、山田&市川はチェックの対象となりますが…。

その山田。市川との仲が良い感じに進展しているせいか、基本浮かれモードになっているようで、行動時に自分で擬音をつけるようになりました。

市川に(放課後)「残って」メモ渡して、周囲が捌けた所で急接近。

『てけてけてけてけてけ…でん!』

居残り命令の理由はまだ渡していなかった誕生日プレゼント。

品物はウォレットチェーン。チェーンは中二病にはズン!と響くアイテム。ホワイトデーの時の意趣返しか、山田がつけてあげようと市川の腰に手を回した所で、安堂&半沢&萌子が教室に。


咄嗟に身を隠した山田&市川ですが、おお、これはラブコメ四十八手のひとつ「咄嗟に教壇の下に隠れて密着」ではないですか。

右:青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない


3人が去ったあと教壇から出ようとしたら取付途中だったウォレットチェーンの端を踏んづけてしまい、市川のズボンがストン。その前に山田が膝まづく体制になった所に忘れ物を取りに来た萌子が…。


良かったなぁ、目撃者が萌子一人で。

足立らと連れ立って下校する市川…をあんぱん片手に尾行する山田。あんぱんは「張り込み」のお約束で、尾行の時に持っていたらただの歩き喰いだぞ。


市川が皆と別れてひとりになるや、『てってってってっ』と近づいて『どーん!』

 

クラスが決まれば次に来るのは「春の身体測定」

この1年で驚異の6cm伸びを達成した市川。あーやっぱり背伸びていたんですねー。ちゃんと踏まえた作画になっていたんだ。

今の背丈をデータではなく物理的に記録しておきたいという山田の提案で、図書室の書棚(の背板)に印をつけることに。

山田の引いた市川の身長線に「きょう」の文字を見た市川は、山田の身長線に「あんな」と。

それを見た山田は満面笑顔で『くるん!くるっくるっ』と回転移動。カーテン掴んでくるっくる。


ここで冒頭の会話に繋がります。

盛り沢山になりそうな3年次が始まりました。

おまけ

愛しの原さんと離れてしまった神崎くん。

『休み時間の度に原さんのいる2組に見に行ってた。45分ぶりに見る原さんは少しだけ綺麗になっていたよ。他クラスに染まっていく原さんもまたいいけどね』

『…新たなプレイ』


逆境も快楽に変換する神崎君でした。

 

 

 

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