デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

【雨…降ってて良かったな】僕の心のヤバイやつ ♯23【ついでにTo LOVEる体育祭も】

校内行事の中にあってその無意味さにおいて他の追随を許さない鉄板イベント「体育祭」

クラスが変わってしまった足立の挑戦を受けて、騎馬戦の騎手を務めることになった市川。

『でも折角なんだから、男女混合にして欲しいよなあ。で、全員水着で、取るのは帽子じゃなくビキニの方が…』

『そんなの昭和のテレビでもない!』

いやそれがあるんですよ市川さん。

それも昭和素通りして平成。残念ながら取るのはビキニではありませんでしたが、男女混合で全員水着。巨大プールでの水上騎馬戦in体育祭。それが、

To LOVEる -とらぶる- 第1期/第12話・戦慄!体育祭」(2008年6月放送/白石道太演出)

天条院 沙姫の謀略で突如校庭に現れた巨大プール。リモコン操作の空飛ぶカッターが女子のスク水を切り刻み…。


肌を隠すために両手がふさがるのでその隙にノーガードになった帽子を取ろうと言う姑息かつ天晴れな戦術でした。


勿論「僕ヤバ」の世界でそんな偏差値貧乏な事件が起こるはずもなく、担任教師守屋の『絶対勝って教師間のマウント合戦で有利になりたいです!』の信念の元、一致団結で本番当日を迎えたのでした。

「僕の心のヤバイやつ/第23話(2期11話)・僕は負けたくない」(2024年3月16日深夜テレビ朝日放送/本間みなみ演出)

3年生になって「先輩不在」となった萌子らは化粧・ペイントに余念なく。

ばやしこが山田の額に描いた一文字は「誠」

『(カレ)ピの名前?』

蒙古タンメンだよ』

一応、解説しますと、東京都板橋区に本店を構えるラーメンチェーン「蒙古タンメン中本」を経営している「株式会社誠フードサービス」の社長が白根誠さん。


ラーメン党ですからね、山田さん。にしてもマニアックなネタを…。

最初の目玉は「借り物競争」。借り物競争と言えば告白。カップル見つけて公開告白させて祝福するのが生きがいの安堂カンナがこれを見逃すはずがありません。

借り物の指示書を捏造(カップル❤両片思い可)して山田と市川に誘いをかけますが、二人がそんな罠に嵌るはずもなく。で、山田が代わりに紹介したのが…


『ユウキ、降ろして』

『ジュテーム

ラフラブカップルな山田父と山田母でした。しかし何故「お姫様抱っこ」(しかも優勝!)

当然、規約違反で失格となり、守屋先生からガチのお叱りを受ける安堂でした。

折角なので、借り物競争選手権でもと思いましたが、このネタは「お隣の天使様」の時に使っているので泣く泣く断念。

代わりに「To LOVEる -とらぶる-」の借り物競争シーンをどうぞ。


★借り物競争選手権はこちら。

 

昼近くになって降り出した雨は次第に激しくなってきましたが、足立・市川双方の進言もあって、ほぼ土砂降りの中で強硬開催。

雨音に遮られる中、足立と市川が山田を巡る心中を吐露しまくり(何だこの絵に描いたような青春ドラマ。いや、絵だけどさ)。

観客席の山田の耳には届きませんでしたが、騎馬をやっていた鵠沼 直(くげぬまなお)は確実に双方の全台詞を聞いていたはず。新しいクラスメイトになった強面くんですが、絶対こいつ市川のこと一目置くようになるでしょうね。


試合終了後、校庭に大の字になって涙を流す二人。空を見上げて鵠沼が一言。


『雨…降ってて、良かったな』

お、お前が持っていくんかい!?(笑)。

 

おまけ❶

自宅に市川を招いて腹筋ローラーの実演をする山田。体の下に入って静止してしまったワンタロウを市川にどかしてもらいますが、この時、ワンタロウの鼻先が山田のたわわをつん。

『(今触れたの)どっち?』

残念、ワンタロウでした。

 

おまけ❷

障害物競走で自縄自縛状態になる山田。「セクシー山田さん」と言うフレーズが浮かびましたが、タイミングが悪いので自重します。

 

おまけ❸

騎馬戦終了後に市川をねぎらう足立ママ。今回は山田ママと足立ママがダブルで観られて僥倖な回でした。



 

ランキング投票です。「僕ヤバ」版の男女混合水着騎馬戦が観たい方はワンポチを。