デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

“くだらねえ~”の極北(←褒めてます)。 最終絶叫計画

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知性って何?な下ネタの濁流。下品の佃煮。

「最終絶叫計画」

(2000年/キーネン・アイヴォリー・ウェイアンズ監督)


無粋な説明ですが邦題は「“ラスト”サマー」「“スクリーム”」「ブレア・ウィッチ“プロジェクト”」の併せ技。原題はSCARY MOVIE。

ホラー映画のお約束を逆手に取ったメタ・ホラーだった「スクリーム」を「スプラッター・コメディ(パロディ満載お下劣バージョン)」へ昇華させたメタメタ・ホラー。

ほぼ全編に渡ってホラー映画のみならず名作・珍作の引用・パロディが下品に炸裂しまくっています。

基本、小ネタの数珠繋ぎでストーリーはあってなきが如し(故に、好き嫌いがはっきり分かれる)。

別に元ネタなんか知らなくても十分楽しめますが、できれば「ハロウィン」「スクリーム」「ラスト・サマー」くらいは押さえておきましょう(ホラーではないですが「ユージュアル・サスペクツ」は観ておいた方がいいかも)。

とにかく下品なので、恋人と観るとフラれます。お子様を含む家族で観ると間違いなく夫婦喧嘩になります。

一人で観るか、洒落の分かるホラー好きの馬鹿だけで観る事をお薦めします。

※参考:「最終絶叫計画4」→2008年2月27日
    「俺の名はジェームズ・ウッズ、巨根だ。最“新”絶叫計画」
     →2009年3月23日
    「プロムナイト/スクリーム」→2008年4月17日
    「レイアの苦悩が年輪に…。スクリーム3」
     →2009年3月5日