デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

怪獣は出ないのか。 エアポート77/バミューダからの脱出

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美術品とセレブを乗せた民間ジェットがこともあろうにバミューダ・トライアングルに墜落!(なんてこった!)

世界的に有名な魔の三角海域。ただで済むはずはありません。

次元断層か、宇宙人の秘密基地か、タイムスリップか、はたまた巨大海生爬虫類の登場か。マンダかゲソラかカメーバか。果たして海の底にあったのは・・・。

海水でした・・。

「エアポート77/バミューダからの脱出」

(1977年/ジェリー・ジェームソン監督)

大空港からの流れを見れば、真面目ぇなパニック映画になるのは当然の成り行きですが、にしてもバミューダくんだりまで来て『海水がぁ』『空気がぁ』ってのもヒネリがないじゃございませんか。

例によって出ている役者は無駄に豪華。

ジェームス・スチュアート(富豪)にジャック・レモン(機長)、オリヴィア・デ・ハビランドにジョセフ・コットン、ついでにクリストファー・リー・・。

設定がセレブだから歳喰ってるのは仕方ないですが、もうちっと活きのいい若い役者はいなかったのでしょうか。

ただ、U.S.Navy全面協力による救出作戦はリアルで◎(もうちっとミリタリー・マニアの魂に火を着ける演出をしてくれてもいと思いますが割りと淡々)。

サルベージに味をしめたのか、この監督さん、3年後にタイタニックを引き揚げてます(笑)。

※参考:「エアポート80」→2008年4月18日