プロの殺し屋の仕事現場を目撃&撮影してしまった少女。駆け込んだ1軒の家。
そこには1人息子に死なれ、妻にも逃げられ、今正に自分の頭をぶち抜こうとしている男がひとり。
屋内型レオンの始まりです。
「スタンドオフ」(2016年/アダム・アレッカ監督)
イザベラ(エラ・バレンタイン←赤毛のアン)は事故死した両親の墓参りに訪れたセメタリーで殺し屋さん(ローレンス・フィッシュバーン)のいい仕事ぶりを目撃(ついでに趣味のカメラで素顔撮影)。
そこはだだっ広い草原で見渡す限り民家無し…いやあった、1軒。中には自殺のための散弾持った男カーター(トーマス・ジェーン)が。
銃撃祭り開幕か、と思わせて、監督は冒険的な状況を作りにいきます。
殺し屋とカーター、互いに放った1発目で被弾。カーターは足首を射抜かれ、殺し屋は脇腹に複数弾。
カーター階段上から動けず。しかも残弾1発。殺し屋も時間が経てば失血死。
死角に入って持久戦となりますが…。
このシチュエーションを活かしきれれば、かなり上質なサスペンス・スリラーになったと思うのですが、残念ながらその域には達していませんでした。
イザベラ役のエラ・バレンタインは実にキュートで将来大化けしそう。
トーマス・ジェーンは「ディープ・ブルー」で高知能サメと戦ってた人。この時も役名はカーターでしたね。