
『禁止されていないと言う事は…許されていると言う事ではないんだよ』
人殺しが許される国。てっきり中島らもの「日の出通り商店街 いきいきデー」みたいな展開になるのかと思いきや、とってもホラーなオチが待っていました。
城壁に囲まれた文化も文明も価値観も異なる国家が点在しているとある惑星。
国と国の間(別の番組なら巨人が闊歩しているエリア)は基本無法地帯のようで、得物は必須。
キノの得物はパーカッション・リボルバー「カノン」と、オートマチックピストル「森の人」。

眠る時も銃は握ったまま(しかし、トリガーに指はかけない)。
カノンはまんまコルトM1951ネイビーですね。
森の人はオリジナルっぽいですが、原型はコルト・ウッズマンのようです。

欠かさぬ日課(しかし、トリガーに指はかけない)。キノは両利き?
立ち寄ったのは“人を殺すことができる国”。バイオレンス・ジャックな(もしくは冒頭引用した「日の出通り商店街」な)世界を想像していましたが、街は平和、人は温厚、秩序保たれ、旅人歓待。
答えは人殺しが許されているのをいい事にキノに因縁をつけてきた男が拳銃を抜いた時に分かりました。

なるほど、そういう事でしたか。
