
可愛い羊を轢く・焼く・弾く。大草原でまさかのマサカー。
よもやこんなエピで旅を締めくくるとは。
最終回としてなら前回の「大人の国」もしくはその前の「優しい国」が相応しかったと思いますが、敢えて「BLACK SHEEP」な話を持ってきたスタッフに敬意を表します。
「キノの旅/第12話・羊たちの草原/旅の終わり」
(2017年12月22日深夜TOKYO MX放送/野亦則行演出)
暖かい太陽を背に受けて草原を走るキノとエルメス。
傍で草を食んでいた羊が何故か全力でキノを後追い。正面にいた羊たちもキノに気づくや全力で追撃。
前方には地割れ絶壁。逃げ切れないと踏んだキノはエルメスを横たえてひとり崖下へ。

見下ろす羊と見上げるキノ。一種の籠城モノですね。シープ・オブ・ザ・デッド。

クライマックスはキノ怒りのジンギスカン・カーニバル。情け無用、躊躇無用な殺戮祭り。

動物愛護など知った事かとばかりに、轢く焼く弾く。
羊の正体が分かるオチ(動物パニックのお約束)まで含め、B級アクション・ホラーな味付けで楽しませて頂きました。

炎の中から現れる不死身キャラもお約束。
旅の続き(2期…でいいのか?)に期待します。

