子供は殺しちゃ駄目!絶対! でもゾンビなら?
子供を殺すためだけの設定(大人は感染しない)のようにも思えますが、まあ、やりたかったんでしょうねえ、殺戮運動会。
「ゾンビスクール!」
(2014年/ジョナサン・マイロット&キャリー・マーニオン監督)
クリント(イライジャ・ウッド←製作にも名を連ねている)は自称作家。実態はまだ処女作も書き上げていない田舎教師。
臨時教員として雇われた学校は生意気なクソガキと駄目駄目な教師の掃き溜め。
同僚に同窓のルーシーを発見するも、彼女には体育教師ウェイドという彼氏が…。
何かに感染したニワトリ使ったナゲットが原因で子供がゾンビ化するのですが、このナゲットができるまでの工程映像が実にホラー。小さい子が見たらナゲット喰えなくなると思います。
「コブラ」入ってます。相変わらず中二。
脚本書いているリー・ワネルとイアン・ブレナンも頭のネジ締めすぎた保健体育教師と副校長で顔出し(サウス・パークみたいだな)。
武道の嗜みのある警備員ハタチ(何と言うテキトーな名前)さん、どこかで見た顔だと思ったら、「ゴーストハンターズ」の深編笠三人衆のひとりレイン演ってたピーター・ウォングさんじゃありませんか。
全編ベタベタなギャグが炸裂しますが、途中からツボに入ってきます。
相手が子供という以外は大したヒネリもなく「ゾンビランド」には遠く及ばないですが、イライジャ・ウッド軸として観るなら、その後の「パラサイト」って感じで楽しく観ることはできました。