本日8月22日は「ヤバイ夫婦の日」。
西川美和監督作品の『夢売るふたり』(松たか子・阿部サダヲ共演。2012年公開)の販促としてアスミック・エース エンタテインメント株式会社が制定しました。
日付は「ヤ(8)バイふ(2)うふ(2)」(ヤバイ夫婦)と読む語呂合わせから。
制定者的にはヤバイ=(危ない・カッコイイ・スゴイ)なニュアンスのようですが、そうでしょうか?
確かにヤバイには「滅茶苦茶美味い!(このケーキ、ヤバイ!)」「テク桁外れ(こいつの走り、ヤバイ!)」みたいな意味合いもありますが「ヤバイ夫婦」という単語になったらこれはもう「狂った」一択なんじゃないでしょうか。
本当にヤバイ夫婦とは?
まずはこれでしょう「アメリカン・ゴシック」(1987年/ジョン・ハフ監督)。
子供を失くした友人を慰めようと男女6人でバカンスに出かけたらセスナがエンジントラブルで孤島に不時着。
待っていたのは心優しい(そして厳格な)夫婦とその子供たちでした。
夫婦はロッド・スタイガー(ゼフィレッリ版「ナザレのイエス」でイエスの処刑に関わった総督ピラトを演っています)とイヴォンヌ・デ・カーロ(1956年版「十戒」でモーセの妻セフォラを演っています)。
ふたりとも何でこんな(狂った)映画に出てしまったんでしょ?
★作品詳細はこちら。
ご家族総出で狂っていると言えばこちらも。
「殺人狂 THE GUNS & THE KILLERS」(1997年/マイク・メンデス監督)
箍(たが)の外れた殺人兄弟が平和なご家庭に乱入して夫婦と娘(二人)を人質にとったら、そこは地獄の一丁目でした。
上には上がいます。気をつけましょう。
★劇場地獄絵図な本編紹介はこちら。
締めにタイ・ウェストとミア・ゴスがちょっとした金脈を掘り当てることになったこちらを。
「X エックス」(2022年/タイ・ウェスト監督)
で、夫婦だけだとちょっと寂しいので、援護射撃で父娘、兄妹にも登場してもらいましょう。
まずは父娘。娘のプロム・パーティのためならお父さん何でもやっちゃうぞ。
「ラブド・ワンズ」(2009年/ショーン・バーン監督)
兄妹ものは結構ありそうですが、代表でこちらを。
「デビルズ・リジェクト」(2005年/ロブ・ゾンビ監督)
こうして眺めているとイカレサイコの精神的支柱って結局キリスあ、いや何でもありません。
邦画からも1本混ぜときましょうか。
☜ランキング投票です。やっぱ死体処理は夫婦の共同作業だよな、と思う方はワンポチを。
追悼:アラン・ドロン
二枚目の代名詞アラン・ドロン氏がお亡くなりになりました。
8月18日。中部ロワレ県(パリの南およそ100km)の自宅にて。
死因は不明。脳卒中で療養していたほか、リンパ腫も患っていたそうです。
数は少ないですが、曼荼羅畑登場作品を並べてみましょう。
謹んで哀悼を。
★本日のTV放送❶【13:00~NHK BS】
★本日のTV放送❷【13:40~テレビ東京】