『アーリャ、お前、Eカップってマジ?』
実妹・有希から得たいらん情報(と言うか主張「揉めないEより揉めるC」)を直接本人に確認(揉めるかどうかの確認ではない)。
セクハラでアーリャの緊張は解けたようですが、代わりに政近に対する不審感が増したような…。
さあ、学生議会(テーマが決められた公開討論会)の始まりです。
「時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん/第7話・嵐、来たる|第8話・学生議会」(2024年8月21日TOKYO MX放送/伊藤良太監督)
始まりです!とか煽っておいてなんですが、どーでもいいです学生議会。
これまで昼行燈を演じていた政近が、実はスゲー奴という事を印象付けたいがための茶番其の壱ですし、仕掛けて来た谷山沙也加(中等部時代の生徒会長選で周防有希・九条政近コンビに敗れている)なんか完全に当て馬(しかも全然可愛くない)ですし。
谷山のイラっとする感じ、誰かに似ているなと思ったら「ゴブリンスレイヤー」第1話でゴブリンを甘く見て殺された(正確にはゴブリンスレイヤーにトドメを刺してもらった)メガネ魔法使いですね。
もっとはっきり言っちゃうと、お話の本筋である「生徒会会長選挙」自体どーでもいいです(あー言っちゃった)。
ラブコメを謳いながら無駄にシリアスな選挙活動がメインになってバランスを崩した「恋と選挙とチョコレート」を思い出します。
★これ👇ね。
折角キャラ立ちが良くてそこそこ複雑な事情を抱えているメンバーが揃っているのに活用しない手はないでしょう。
特に6話の終りから新規参入した有希の会長選パートナーにして周防家従者・君嶋綾乃(きみしま あやの)。
会長選を有希とではなくアーリャと闘うという政近の決断を周防家当主が不快に思っていると伝えた時の政近の返事、
『俺が俺の意志でそうすると決めた。だからじいさんに伝えろ。今回の件で有希を責めるな。文句があるなら俺に直接言いに来いってな』
を聞いて『素晴らしい気迫に思わず子宮が震えました』と有希に報告。
今でこそ有希の従者ですが、従者職に就いた最初の動機は恐らく政近に対する敬愛。
『ええっと…念のため聞くけど綾乃ってお兄ちゃんのことが好きってわけじゃないんだよね?』
『恋人になりたいなどとそのような不遜なことは一切考えておりません。道具として使って頂ければそれで十分です』
『おめーただのドMじゃねえか』
ドM=超ド級のメイドという有希の出まかせに
『光栄です。これからも立派なドMになれるよう精進いたします』
『すげーこと言っちゃったよおい』
因みに超ド級の「ド」は、1906年に進水したイギリス海軍の戦艦ドレッドノートの頭の音を示したもの。
つまり「超ド級のメイド」とは、本艦以前の戦艦をすべて旧式と認識させるレベルで近代軍艦の設計の歴史を塗り替えたドレッドノートを超える「スゲー」メイドという事。
この周防家の諸事情がもたらした歪んだ兄妹愛、ドM満開な従者愛、政近が初恋の人と気づいていながら妹のためにそれを隠すマーシャの姉妹愛と何故かマーシャに惹かれる政近の追憶の中の恋慕、そして政近には筒抜けのアーリャのロシア語デレ。
マーシャのバブみに癒される政近。
これだけのネタがあればいくらでもラブコメを転がしていけるでしょう。
会長選挙戦は背景にぼんやりとあればいいので、もっとラブコメしてくださいませ。
★追記
冒頭の政近の質問に対するアーリャの回答は「ギリ正解」。
つまり「D寄りのE」か「F寄りのE」という事。多分、後者なんじゃないかと。
おまけ
ドM従者は「モノ言う扇子」の使い手でもありました。
★モノ言う扇子の使い手列伝はこちら。
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★本日のTV放送❷【13:40~テレビ東京】