デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

禁固3年のリハビリ? ギャロウ・ウォーカー 煉獄の処刑人

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「死に方が分からない!」


「まずは真っ当に生きろ

 

所得税の虚偽申告で脱税を問われ、禁固3年(満了3か月前に仮釈)の実刑判決を受けたウェズリー・スナイプスの“まずは真っ当に生きる”復帰作。

 

運動不足だったせいか実に微妙な仕上がりですが、そこそこ楽しめました。

              

リハビリプログラムの一環と割り切って生暖かく見守りましょう。

 

「ギャロウ・ウォーカー 煉獄の処刑人」2013年/アンドリュー・ゴス監督)

 

煉獄キリスト教において神により罪をゆるされ義とされたが,その罪の償いをまだ終っていない死者の霊魂が死後至福の状態に導かれるまで,残された償いを果すためにおかれると信じられる苦しみの状態。(ブリタニカ国際大百科事典より)

 
巧い邦題だと思います。
 

暴行され身籠ったが出産時に死亡した恋人の仇を討ち、自らも息絶えたガンマン、アマン(ウェズリー・スナイプス)。

 

アマンの母は自身の命を引き換えにアマンの復活を神に願いますが、神様はアマンだけ復活じゃ片手落ちだろ、とばかりに豪快な副賞を用意。

 

なんと、アマンが殺した相手全員も景気よく復活

 

ゾンビ(ギャロウ・ウォーカー)となった両者は復讐第2ラウンドを開始。

 

設定はまずまずです。映像もそれなりにスタイリッシュ。


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名作への目配せも忘れていません。


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 右はご存じウェスタン」「馬が多いな」という台詞まで引用しています。

 

悪役側の面構えもなかなかで、見栄えは申し分ありません。


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ゾンビ・ウェスタンとも言えますが、テイストはホラーと言うよりは“神話”。

 

ただ、語り口が…。やたら口頭での説明が多く、時間軸の移動も繋ぎが下手なので、モタついた上に混乱しています。

 

「エルトポ」の雰囲気を出そうとして玉砕した…って感じでしょうか。


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復帰2作目の「エクスペンダブルズ3」はお祭りなので、ピンでの(中二病満開な)完全復帰作に期待しています。


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