デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

【スターゲートが開いたら】エイリアン・インシデント エリア51壊滅【インバウンドがやって来た】

ワームホールが遥か彼方の宇宙と繋がって、エイリアンが団体でご来訪。

「エイリアン・インシデント エリア51壊滅」(2022年/リース・フレイク=ウォーターフィールド監督)

タイトルにある通り、舞台はネバダ州レイチェルに位置するアメリカ空軍ネリス試験訓練場内の極秘施設「エリア51」。

御存知、ロズウェルと並ぶエイリアン研究の聖地です。

ここが観測した「世界の裂け目」。それは遠く620光年の彼方、ケプラー22Bまで続いているのではないかと推測されていましたが、これが祝!御開通。


光の回廊を潜ってやって来たのは、凶暴なエイリアン。


しかも、「ジュラシックパーク」のコンプソグナトゥスみたいな小型生物を群れで引き連れている団体さん御一行。


こいつらがただ狂暴なだけじゃなくて人間に寄生する性質を持っていたらさあ大変。


という「スターゲート」が開いたら「スターシップ・トゥルーパーズ」と繋がって、「エイリアン」+「ミスト」+「物体X」になって最後は「クローバーフィールド」にしようとしたんだけど風呂敷広げるのも畳むのも面倒くさくなって丸めて捨てちゃいました的低予算SFです。


620光年を股に掛ける壮大なスケールと大量に現れたエイリアンズを見て「よっしゃぁ、大市街戦じゃあ」と勢い込んだらお話の中心は近くの基地に逃げ込んだ男女6名+基地にいた軍人3名(少ねーな、おい)のすったもんだ。腰が砕けて立てなくなりました。

「10クローバーフィールド・レーン」くらい脚本がしっかりしていれば、少ない人数でもそれなりに楽しめたと思うのですが、過去作テキトーに繋げただけじゃなあ…。

てっきり米国産だと思っていたら英国産でした。あーロケ地の制約もあったのね。

因みにこの長い名前の監督さんが次に撮ったのは「スカイ・モンスター 上空からの襲来」と「ツイスター 地球史上最大の怪物」、そして最新作が「プー あくまのくまさん」「プー2 あくまのくまさんとじゃあくななかまたち」。

4本全部2023年。働き者だなぁ。

おまけ


終盤でおっさん顔のヒロイン、ジェニー(メーガン・パーヴィス)が手にする大型リボルバー


SRC 6 Inch Titan Platinum Verに見えますが、これってエアソフトガスガンじゃありませんでしたっけ?

ついでにこれがDVDジャケ。嘘ではないです。嘘ではないですが、この絵面に騙されてはいけませんよ。



★エイリアンが地上にいるかもしれない状況での地下密室劇と言えば…。

★直近のロズウェルものと言えば…。

 

 

 

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★本日のTV放送❶【13:40~テレビ東京

★本日のTV放送❷【20:00~BS12】