デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

オリジナル100回観直しの刑。 リメイク版ウィッカーマン

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何がしたかったんだ、ニコラス。

ウィッカーマン」(2006年/ニール・ラビュート監督)

物語の骨子自体は変わっていないのですが、オリジナルのキモである、

キリスト教が世界の中心だと思ったら大間違い、な異文化交流ホラー」

「そんな事よりセックス、せっくすぅ、な見境のないエロス」

「歌って踊れば全て解決、な気の触れたミュージカル」

という要素を華麗にスルーしちゃったので、実に工夫のないただの三流ミステリーになってしまいました。

舞台が、ヨーロッパ(スコットランド領)からアメリカ(ワシントン州)に移ったのも興醒め(アメリカ映画だから仕方ありませんが・・・)

エレン・バースティンも頑張ってましたが、カリスマ領主と呼ぶにはちょっと。

興味のある方は是非、オリジナルをご覧ください。

クリストファー・リーがエキセントリック・カリスマ領主を演じる狂ったミュージカル「オリジナル版ウィッカーマン」は2008年8月11日のブログ参照。