デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

脚フェチ男の心意気! デス・プルーフinグラインド・ハウス

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素足大好き脚フェチ監督がやりたい放題し放題。

 

デス・プルーフinグラインド・ハウス」
(2007年/クエンティン・タランティーノ監督)


脚フェチ殺人鬼スタントマン・マイクカート・ラッセルがノリノリで演じております。

“女どもの会話がつまらなくて長い”というご意見もあるようですが、タラの映画から「無駄な会話」と「女の裸足」と「オタクの過剰な思い入れ」を除いたら何も残らないじゃないですか。

街には「ビッグ・カフナ・バーガー」があり、息子を「Son No.1」と呼ぶ保安官がいて、着メロがダリル・ハンナの口笛で、スカーフェイスラッセルの車のエンブレムがバーダックで、そのカーステからはウィリー・デヴィルが流れている、もうそれだけでお腹一杯です。

『残念ながら今のカースタントはCGだ。でも昔はどうだった? バニシング・ポイントは? ダーティメリー・クレイジーラリーは?』

前半のラッセルの台詞を前フリに、クライマックスはスタントマン・マイク対スタントウーマン、ゾーイ・ベルの体を張ったカーチェイス

しかも、ゾーイらの乗る車は70年型ダッジ・チャレンジャー(勿論、色は白)!

「ザ・カー」な前半が一気に「ファスター・プッシー・キャット・キル!キル!」へ。

観る人を選んでしまう映画かもしれませんが、傑作だと思います。

 

★本作の材料の数々。