素足大好き脚フェチ監督がやりたい放題し放題。
脚フェチ殺人鬼スタントマン・マイクをカート・ラッセルがノリノリで演じております。
“女どもの会話がつまらなくて長い”というご意見もあるようですが、タラの映画から「無駄な会話」と「女の裸足」と「オタクの過剰な思い入れ」を除いたら何も残らないじゃないですか。
街には「ビッグ・カフナ・バーガー」があり、息子を「Son No.1」と呼ぶ保安官がいて、着メロがダリル・ハンナの口笛で、スカーフェイスなラッセルの車のエンブレムがラバーダックで、そのカーステからはウィリー・デヴィルが流れている、もうそれだけでお腹一杯です。
『残念ながら今のカースタントはCGだ。でも昔はどうだった? バニシング・ポイントは? ダーティメリー・クレイジーラリーは?』
前半のラッセルの台詞を前フリに、クライマックスはスタントマン・マイク対スタントウーマン、ゾーイ・ベルの体を張ったカーチェイス!
しかも、ゾーイらの乗る車は70年型ダッジ・チャレンジャー(勿論、色は白)!
「ザ・カー」な前半が一気に「ファスター・プッシー・キャット・キル!キル!」へ。
観る人を選んでしまう映画かもしれませんが、傑作だと思います。
★本作の材料の数々。