誘ったのは100万部を切ったことがない超売れっ子漫画家にして原作者、紅坂朱音。
しかし、朱音は初会合で英梨々のスランプを下手糞なだけと罵倒し、詩羽は英梨々の添え物扱い。
この引き抜き工作を巡る各々の思惑と決意。決別と邂逅は第二幕のプレリュード。
「冴えない彼女の育てかた♭/第10話・そして竜虎は神に挑まん」
(2017年6月18日配信開始/大橋一輝演出)
霞ヶ丘詩羽×澤村スペンサー英梨々
『あなたはさっき私に「悔しくないの?」って聞いたわよね?いいわ答えてあげる。悔しい。悔しいわよ!そんなの決まってるでしょ!あなたみたいな商業デビューもしてない同人絵描きの添え物みたいに言われてプロの私が何も感じないはずがないでしょ!?』
それでも耐えているのは、もう一度、英梨々と、柏木エリと組んでみたいから。
紅坂朱音×波島伊織
『そっか…出ていく気なんだな』『今までお世話になりました』
何か…かっこいいな伊織。
『次もあなたみたいに空気を読まずに周りを巻き込みながら突き進む馬鹿と組みますよ』
おっとその馬鹿ってのは俺らも良く知っているあいつのことか?
再び霞詩子×柏木エリ
『あたしは描ける。スランプだって乗り越える。紅坂朱音の望むレベルなんてあっという間に追い越してみせるわ!』
『信じるわ。ううん。これを見たら信じるしかない』
『あいつは一つだけ見逃した。あんたの才能を。あんたの努力を。あんたの諦めの悪さを!霞詩子のすごさを理解してない紅坂朱音なんて全然大したことない!二人で紅坂朱音を倒すわよ』
朱音の罵倒で復活した英梨々。元々互いにリスペクトしている二人でしたが、遂に共闘。無から有を生み出す者同士の共犯関係が成立。
安芸倫也×波島伊織
『僕と出海だけどrouge en rougeやめたから』
『まあお前はどこでもやっていけるからいいけどさ。でも出海ちゃんの方はしっかり面倒見ろよ』
『大丈夫!出海が一番力を発揮できる場所をもう見つけてある』
ほほう、それは一体どこのことなんでしょうねえ。
『何度だって言わせてもらうさ。ゲーム作りをやめるな。創作をやめるな。自分の夢を追い掛けるのを諦めたら駄目だ』
ホント、伊織かっこいいなあ。
『今からデートしよう。 デートしてみよう、私達』
なんだなんだ、これだけ人間関係フルーツバスケットしておいて最後は正妻パワーで圧勝か。正に鎧袖一触。チートすぎるだろ加藤。