デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

趣味:人間寄木細工。 ジーパーズ・クリーパーズ(3?)

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もし、「激突!」のトラックがV8エンジン搭載で「マッドマックス」のように追いかけてきたら…。

更に、運転しているのが[趣味:人間寄木細工、特技:デビルウィング]匂いフェチの怪物だったら…。

考えただけでチビチビです。

ジーパーズ・クリーパーズ」

(2001年/ヴィクター・サルヴァ監督)


23年に一度、大量の行方不明者が出る田舎町の都市伝説。

犯人は、23年に一度、23日間に渡って喰い続ける(「何を食べるかは聞かないで!」)怪物、クリーパーズ。

巻き込まれた不幸な姉弟は、トリッシュジーナ・フィリップス)とダリー(ジャスティン・ロング)。

ジャスティン・ロングは、ギャラクシー・クエストで宇宙を救い、「ダイハード4.0」でニューヨークを救っていますが、「スペル」では恋人を救えないどころか地獄に送ってしまった勝ち負けの激しいギャンブラー。

果たしてここでは姉を、そして自分を守れるのか。

ネットの評価、ボロボロですね(笑)。

確かに、モンスター・ハンティングに徹した地続きの続編「ヒューマン・キャッチャー」に比べると、ホラーなのか怪獣映画なのか判然としないとっ散らかった構成になっていますが、これはこれで楽しめました。

姉弟のやりとりと行動は始終「何をしとるんだね、君たちは?」なのですが、ここは真面目に突っ込まず、「うおお、だからそっち行っちゃ駄目だって言っただろ」的チャチャを入れながら(アメリカっぽく?)観るのが正解(だよね?)。

突如ワイヤーワークを駆使して軽やかに自動車を飛び越え、警察署に殴りこみ(?)に行く終盤は完全に別の映画と化していますが、まあいいじゃないですか。

ダリーを捕捉してデビルウィングで空を飛び、月光に溶け込むカットは「おお、実写版・妖鳥死麗濡篇!」

怪物の登場エピとしては及第点なのではないかと思います(三作目は…ないよね)。

…と思ったらありました!ジーパーズ・クリーパーズ3」(あんびりーばぼー!)

何と舞台は1879年のダコタ州。プリクエルです。「トレマーズ4」です。製作は懲りないゾーエトロープ。

予告はここいら辺→http://www.youtube.com/watch?v=eYUZVYy86BQ

おっと待った、IMDbの「Jeepers Creepers3:Cathedral」のページを見ると、1作目の23年後を舞台に再びトリッシュを主人公にした話って事になっている。

http://www.imdb.com/title/tt1139592/

一体どれが正解なんだ!?(「ゴッドファーザーPart2」パターンにするつもりなのか)

って、WorstPreviewsってサイトには2011年7月8日付けで「まだ何にも決まってねぇ!」(“Jeepers Creepers 3”is Still in the Works)って記事が!

http://www.worstpreviews.com/headline.php?id=22233

要するに「金出してくれるところがねえ!」って事か。じゃあ、あの予告は一体…。うおお、何か凄く気になってきたぞ。とりあえず頑張れ!ヴィクター・サルヴァ!

 

★ご参考 

 

 

mandarabatake.hatenablog.com