とある島。ハロウィン。嵐。100年前の魔女狩りの呪いで邪悪な魂が蘇り、ハロウィン翌日の夜明けまで島民を殺し続ける…
というロングスパンな「ジーパーズ・クリーパーズ」。VFXは「プロメテウス」のスタッフなんだそうですが、久々に心を込めたこの一言を。
うわあ、つまんねえ。
「クリムゾン」(2015年/シェルドン・ウィルソン監督)
監督は「蛾人間モスマン」撮った人ですね。
ハロウィン前日。サラ、マーリー、エマの3姉妹は、悪夢にうなされるエマの治療のため、叔母の住む孤島にやって来るのですが、この3姉妹が最悪。
とにかく自分勝手。己の都合最優先。やたらと他人を責める。(怪物に見つかるから)静かにしろと再三言われているのに騒ぐ叫ぶ。
三女のエマは突然(何度も)いなくなる、悪夢を見ちゃ叫ぶ、静かにしろと口を押さえられてもスクリーム。
生き残るためにはまずこの三姉妹を殺さねばなりません。
脚本も超テキトー。怪物はいきなりは殺さず(喰わず)、どこかにプールしているという「グエムル-漢江の怪物-」をパクった設定になっているのですが、ちょっと待て。
グエムルは生き物なので食糧の備蓄を考えるのは当然ですが、君は復讐目的の殺人鬼だろ? しかも、ハロウィンが明けたら消えちゃうんだぜ。 何のためのプール?
人間を引きづった跡の方向から発電所が怪しいと睨んだサラとローリーは車で発電所に向かいますが、何故か途中で乗り捨てて森の中へ。
発電所って車で乗りつけることができない所にあるのか?
この森の中で偶然、魔女の墓を発見、ついでにエイリアンの繭のように埋められているエマも発見(他にも何人かいて、助けようと思えば助けられるのにガン無視。大切なのは身内だけ)。
ええと…発電所は?
この後、発電所に逃げ込むのですが、そこ別に隠れるために来たんじゃないよね。
怪物の造型など雰囲気的には「マンドレイク 人喰い植物のえじき」が近いかもしれませんが、比べたら可哀想かな(マンドレイクが)。