デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

攻殻!眼鏡!パトレイバー! 川井憲次コンサート2007

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字数が多すぎて1行に収まりきらないので漢字にしちゃいましたが、正式なタイトルは、

Kenji Kawai Concert 2007 Cinema Symphony」

2007年11月にパシフィコ横浜で行われた川井憲次氏の15年ぶり(15年前はパトレイバーのライブだったそうで…)のコンサート映像を記録したDVDです。

宅録音(打ち込み&多重ダビング)というイメージが強い川井さんが、フルオーケストラ、生楽器、生声、生演奏でコンサート…(そこはかとない違和感)。

生楽器と言っても半端な量じゃありません。パシフィコのステージに詰め込み放題詰め込んだ楽器郡。特に目を引くのが打楽器系(それでも希望数は収まりきらず、削りに削ったらしい)。

この“大人数による集団作業”が、孤独な自宅録音のイメージと相反して居心地が悪い。

全体的に明るく和やかな雰囲気もNHKっぽいと言うか、さだまさしっぽいと言うか。

人の手の温もりのようなものと、川井サウンドの冷徹さみたいなものが私の勝手な妄想の中で喧嘩をしているようです。

とは言え、何度聴いたか分からない「パトレイバー2」「攻殻機動隊」「アヴァロン」そして「赤い眼鏡」が、鳴り響けば、鳥肌・粟立ち・逆毛立ち。

ただ、「御先祖様万々歳」だけは、ゲストで登場した歌手のコンディションも含めていらなかったかな。

演出に押井守氏も協力していたそうですが、封入のライナーノーツを読む限り、延々「ねえねえ、ステージに八十八mm(←大砲)置こうよ」と駄々を捏ねていただけのようで、ビタ一文役に立っていないのが、なんと言うか実に微笑ましいです。